ありがとうぉ純(6)
純の願いは一つ
僕が舞台で大暴れする姿を目に焼き付けたいとのこと
「私って…さぁ…人見知りするから…さんちゃんみたいに空気読まずに突っ込んでいく人に憧れるんよね」
純が前に話してたことを思い出した
文化祭の前に
先生から念を押された
『前の年に問題を起こしたお前は本来は舞台に立つことは禁止やけど…』
先生も純の余命が僅かなのを知ってて涙ながらに話しながら言葉を詰まらせた
僕は事前に
各学年の有力者に話を通して
純にあり得ない光景を見せようとした
車椅子の純を最前に
文化祭は始まった
一通りの劇やバンドが終わり僕の出番がやってきた…
僕は自分一人が舞台に上がるのでなく
純を抱き抱えて舞台に上がった
さあ逆ステージや
僕の掛け声とともに
佐野元春さんの
サムディの前奏が流れ
全校生徒が立ち上がった
♪だからもう一度諦めないで…
優しいメロディに
全校生徒が心を一つに歌った
通ってた高校は世間的なは不良学校だったが
皆熱かった…
僕が舞台で大暴れする姿を目に焼き付けたいとのこと
「私って…さぁ…人見知りするから…さんちゃんみたいに空気読まずに突っ込んでいく人に憧れるんよね」
純が前に話してたことを思い出した
文化祭の前に
先生から念を押された
『前の年に問題を起こしたお前は本来は舞台に立つことは禁止やけど…』
先生も純の余命が僅かなのを知ってて涙ながらに話しながら言葉を詰まらせた
僕は事前に
各学年の有力者に話を通して
純にあり得ない光景を見せようとした
車椅子の純を最前に
文化祭は始まった
一通りの劇やバンドが終わり僕の出番がやってきた…
僕は自分一人が舞台に上がるのでなく
純を抱き抱えて舞台に上がった
さあ逆ステージや
僕の掛け声とともに
佐野元春さんの
サムディの前奏が流れ
全校生徒が立ち上がった
♪だからもう一度諦めないで…
優しいメロディに
全校生徒が心を一つに歌った
通ってた高校は世間的なは不良学校だったが
皆熱かった…
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