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結婚生活8

[484] 青木 めぐみ 2014-09-14投稿
「ど…どうして!?弘君。家まで来るなんて。旦那が帰ってきたらどうするのよ!?」目を丸くしている陽子にお構いなく、弘は家に入ってきた。

「お邪魔かな〜?お邪魔だろうけど、お邪魔しちゃいま〜す☆」
「ちょっと…何考えてんの、弘!!」思わず昔の呼び方になってしまった陽子だった。
 
(今日、弘の好物ばかり作っていたってバレたら…。)

 そんな心配は、必ず当たるものである。
「陽子。なんで俺の好物を…。よく憶えていたな。俺、何か嬉しいよ。」

「でも、これは旦那に肉じゃが頼まれて、あとの料理思いつかなkったから、それで…。」
陽子は、なんとかごまかそうとしたが、弘には通じなかった。

「はいはい。わかりました☆」そう言って、陽子は、弘に口づけされてしまった。」

「あの、…少しくらいなら食べてもいいけど?」
一瞬の恍惚のあと、照れ臭い表情で陽子は誘った。

「いや、…いいよ。旦那に悪いだろ?それに、感激したから、お腹いっぱいだよ☆陽子の愛情でさ!」

「もう、やだな!弘ったら☆ふふ。」

そこには、昔の写真に写っている無邪気な陽子の姿があった。
               [続く]

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