三人でタクシーに乗り
僕の通う中学に向かう奇妙な図だった

僕は教子の友達と話したくなく
行き先だけをつげて
寝たふりをした


僕がタクシーを降りる時に友達の一人(友美)が

今後、池田さんの伝言はウチラが伝えにくるから

と言った


僕は無視して校内に入った

うっとおしい
ただそういう感情しか起きなかった


その日の放課後に早速
友美達はやってきた

友美達は焦っている様子が教室内から見えたので

僕は走って友美達のところへ行った


教子が池田さん達にさらわれた…

さらわれたって
どういうことや


私達は池田さんから伝言を受けただけや
さんちゃん(僕)を門司の倉庫に連れてくるように伝えろと…


友美がしどろもどろ答える

僕は心が制御不能な位に怒りに燃えた
池田
教子に手かけたら殺す


僕は友美の胸ぐらを掴んだ

タクシー止めるさかいに
その倉庫とやらに案内せぇ


タクシーが倉庫に着いたとき


僕はタクシーを飛び出した

教子
無事であってくれ

倉庫の扉を開けると
不良が五人位いるが
教子の姿も池田の姿も見えない


僕はいきなり五人に向かって殴りかかった

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