携帯小説!(PC版)

DARK-NESS 114

[507] ZAZA 2015-06-01投稿
全体が真っ黒になり、そこは闇の世界になった



ムカイ(何も見えない…けど黒い雨は降り続いてるという事は俺の技は継続中か…がぁ!)



突然闇の中から殴られる


龍「真っ黒の世界で闇ノ千樹手を避けるのは不可能だ。このまま回避不能な攻撃を受け続けるがいい…くっ!」



ムカイ「それはお前も一緒だ…俺の黒い雨に打たれ続けてるのは正直辛いはずだ。だったらどっちが参るか根比べだ…あがっ!」



それからしばらく、ムカイは闇の世界で闇ノ千樹手の猛攻を受け続け、龍・老酒は黒い雨を打たれ続け、お互い限界を迎えようとしていた



ムカイ(解…除…)



パリンと硝子が割れるようにムカイの空間能力が解除されると、闇の空間から解放された二人が姿を現す



ムカイ「ゴホッ!ゴホッ!…ハァ…ハァ…」



龍「フゥ…フゥ…フゥ…」


ムカイは全身血だらけでボロボロになっていて、龍・老酒は黒い雨により体中が焼けて煙が出ている



龍「フゥ…根比べと言っておきながら自分で解除するとは…情けない奴だ…」



ムカイ「そういう貴様も結構なダメージを受けた感じだが…」



ここで龍・老酒に通信が入る



???「まだ生きているカ?」



この声を聞いてすぐ誰だかわかる



龍「ハーデス・ペルノー!なぜお前がコントロール室にいるんだ!」



ハーデス「愛国者の遺産は我々が頂きましタ」



龍「何だと!?」



50人ぐらいコントロール室にいた龍・老酒の部下達が全員倒されていた



ハーデス「貴様が愛国者の遺産を使ってやろうとしていた事は核ミサイルを非能力者が多くいる所へ落とす事、そして莫大な資金で能力者だけの国を創る事、最後に愛国者の遺産に登録された能力者の中から命を入れ替える能力者を見つけ、新しく生まれ変わる事、残念だが諦めロ」



怒りで顔が真っ赤になり、眉間に深いシワを寄せ、体がプルプルと震える



龍「おのれー!!!」



龍・老酒自身がムカイに飛び掛かるが簡単に避けられ、カウンターを受けて吹き飛ぶ



龍「がはぁ!!!」



ムカイ「あの時の俺と一緒だな。怒りで我を忘れ、単純な攻めをし、やられる…キサマモフツウノニンゲンダトイウコトダ」



龍「黙れ!貴様と我とでは怒り、悲しみ、憎しみの差など天と地の差だ!たかが10年前のくだらん戦いの復讐と200年続いた能力者と非能力者との戦いと一緒にするなぁー!!!」



何十、何百と闇の手が集まり、巨大な闇の手が二本出来てムカイに襲いかかる



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