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トライデント 1:プロローグ

[324]  死にかけビビリ野郎  2006-09-24投稿
異次元のとある城。三人の青年が王座に座る男に刃を向けている。
「ついに追い詰めたぞ!ジリア!!」
「ククク…追い詰めただと…?片腹痛いわ!!」
王座の男は手をかざし、青年達に浮遊術をかけた。
「なっ…!?」
「ここは貴様等の来るような所では無い!!失せろ!」
「こ…ここで俺たちを殺しても…いずれトライデントの勇者達が貴様を葬ってくれる!!」
「フハハハッ!!馬鹿共が!そんな根拠もない伝説を信じよって!…もうよい。帰って王に伝えよ…いつでも殺しに行けるとなぁッ!!」
王座の男が手を振り下ろすと青年たちは城の外に飛ばされ、深い闇に消えた。
「トライデントだと?フン…馬鹿共が…。」






「ねぇ!コウ!コウったら!!」
(誰だよ…何度も呼びやがって…。)
「コウ!起きなさいよ!」
「…ふぁ?……なんだエリか…。」
俺が目覚めたのは家の屋根の上だった。
「なんだとはなによ!こんな所で寝て風邪ひいても知らないからね!!」
「…で何か用か?」
俺が無愛想に聞くと、エリは嬉しそうに言った。
「うん!さっきね、海岸に人が流れついてきたんだって!!」
「ふ〜ん…。どうせ謎のピアノマンとかそのへんの奴だろ?」
「なによ冷たいわね〜。でも…変な格好だったみたいよ?」
「…どんな?」
「う〜ん。どこかの国の兵隊さんみたいな。鎧着ておっきな剣持って…。あっ!剣にも鎧にも変なマークが付いてたよ!?」
「…そりゃ国の紋章だろ。それってどんな紋章だった?」
(…馬鹿か俺は。なにそんな事に興味持ってんだよ…。この国の兵士に決まってるじゃねぇか。)
「それが見た事ないの。この国でも無いし、アクラの国でも無いの。」
「ふ〜ん。」
(そりゃありえねぇだろ。ほかに軍隊持ってるような国はねぇし…。)
「あ〜っ!今嘘だとか思ったでしょ!!」
「なに人の思った事悟ってんだよ!!」
「嘘だと思うなら村長の家に行ってみようよ!!」
「あっあぶねぇだろ!引っ張んなって!!落ちるって!落ち――」
どすん。
俺は屋根から落ちた。

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