携帯小説!(PC版)

DARK-NESS 143

[546] ZAZA 2016-08-04投稿
「ガチャ」



白衣を着た研究者がゾロゾロと真っ白な部屋に入ってきた



「あの日に倒れから色々と検査した結果、改造した臓器の数値が大いに下がっている」



(え…何?)



周りの皆が段々険しい顔になっていく。



「もうこれ以上は難しいな…結局は失敗か」



(失敗?何で?僕生きてるのに)



「失敗作を世の中に晒す事はあってはならない。よってお前にはここで死んでもらう」



そう言うと能力者捕獲用電磁ネットガンを取出し、僕に向かって打つ



「うわ!」



ビリビリと痺れるネットが絡み付く



「動きは封じた。全員一斉に打ち込め!」



迫り来る多数の針が巨大かつ物凄い速さに感じたカルバトスが極限状態に追い込まれた時、彼の黒い炎が力を貸してくれた



「ああああああ!!!!」


黒い炎が電磁ネットを燃やし尽くし、真っ白い部屋が黒い炎に包まれた



「失敗作の消耗品が!」



この言葉に怒りが爆発し、黒い炎で部屋を打ち壊し逃亡した



「アハハ…失敗作…消耗品…失敗作…消耗品…失敗作」



霧雨が降る歴史漂う街の中、カルバトスはぶつぶつ独り言をいいながら歩いていると



「少年よ…その力を能力者の未来の為に使ってみないか?」



絶望から救いの手を差し出してくれた人こそ創設者…龍・老酒だった。そして僕は後継者になった



カルバトス「アハハ…後継者になってから楽しかったなぁ…けどもう終わりだ。直にあいつらが後始末に来るでしょうね」



ムカイ「諦めるのか…だったら能力協会へ行ったらどうだ?今の能力協会なら能力者じゃなくても力になってくれるかもしれない」



カルバトスの笑みが今までの不気味な笑みとは違い、気持ちが軽くなった笑みに変わっていた



カルバトス「ヤマト・ヤエザクラさんは清水寺にいます。行って下さい」



その頃、能力協会大阪支部最上階の全面ガラス張りの部屋に後継者・幻魔の所へ天魔が戻ってきた



幻魔「お帰りなさい。結構ボロボロじゃないですか、天魔おじさん」



天魔「バケモノと楽しい戦いだったんだが、突然消えちまったせいで不完全燃焼だぜ…後おじさんはやめろ」



クスクスと笑った後、立ち上がる



幻魔「皆さんまだ来てませんけど、もう始めますか…予定より少し早いですが」


天魔が高々に笑う。その笑い声や邪悪な雰囲気を中にいる能力協会の者達が気付く



カシス「何だ!」



アカシア「…上だ!」



ユウとタケも寒気のような物を感じ、急いで自分達の師に向かおうとしたが、既に協会の中に後継者が入り込んでユウとタケの前に現れた



コマドリ「殺されたくなかったらおとなしくここから出ていけ」



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