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トライデント 2

[298]  死にかけビビリ野郎  2006-09-24投稿
「ってぇ〜。でっけぇコブが出来ちまったじゃねぇかよ!!」
「あっはははは!ごめんねぇ。とりあえず村長の家に行こうよ!」

まだ紹介をしてなかったな。
俺の名前は剣 光(ツルギ コウ)。リクラマル国領ロウタ村で育った17歳だ。さっきからぎゃぁぎゃぁ五月蠅いこの女は宮野 絵里(ミヤノ エリ)っていって俺の幼馴染みだ。
「ちょっと!なんて紹介してんのよ!どうせならカワイイ幼馴染みって言ってよね!!」
「どこをどう見たらかわいく見えるんだよ!!」
「あっ!ひど〜い!!」
「オウ!ツルギ!今日こそぶっ殺してやる!!」
「この声は…。」
俺が振りかえると、後ろには俺が最も苦手な敵、猿智 和也(サルチ カズヤ)がいた。一応幼馴染みではあるが出来れば関わりたくない相手だ。
「やっぱり猿か…。」
「猿!?だれが猿だ!?てめぇ!!」
「お前のことだよこの筋肉馬鹿。暑苦しいんだよ。どっか行け。」
「んだとコラァ!?今ここでボコホコにしてやろうか!?」
「やめなさいよ二人とも!…全く!!」
結局、いつもの様にエリが仲裁に入って喧嘩にはならなかった。
「ねっ!カズも村長の家に行かない?流れてきた兵士さんを見に行くの!!」
「兵士?どこの国のだ?」
「それがわかんねぇから行くんだよ。馬鹿猿。」
「お前にゃ聞いて無い!それに猿って言うな!!…まぁ見に行ってやってもいいがな。そのかわりに!ツルギが土下座して『見に来て下さい』って言ったら見に行ってやるよ。」
「あほか…。別に頼んでねぇよ。来たくないなら来んな。」
「あっ!てめぇ!チクショー!ぜってぇに見に行ってやるからな!!」
「どういう理屈だよソレ。」
そんなこんなで俺たちは村長の家に着いた。
「で。こいつがその兵士か?寝てるじゃねぇか。」
「まだ気を失ってるみたいだね…。」
「その兵士の鎧と剣がこっちにあるぜ。」
「ほんとだな。見たこと無い紋章だ。」
「だから言ったじゃない!!やっと信用してくれた?」
「わ、分かったよ。…悪かったな。」
俺は一応エリに謝った。
「にしても…変な紋章だな。○の中に三本の剣が描いてある。」
「!!コウ!この人何か言ってるよ!!」
「ト…ント…ゃ」
「なんて言ってんだ?」
「トラ…勇‥ゃ」
「は?」
「トライデントの勇者…」

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