あなたの声に
佳奈美ドコかな?
私は、吹奏楽部を取り囲んでる人達の
間から顔をヒョコヒョコ顔出し、
必死に姿を探した。
全然見えない。
人混みは苦手だが、少しかきわけながら、
前へ前へと進んで行った。
「千鶴?」
声の方へ振り返ると、
佳奈美が、興奮したような顔つきで私を見ていた。
「千鶴〜、遅いぞ〜w」
「あ〜、ゴメン。
てか、興奮してどうしたの?」
「どうしたもこうしたも、やっぱ吹部はスゴイよ!この高校に入ってよかった」
佳奈美は幸せそうな顔で演奏に聞き入っている。
私には専門的なコトなんか全然わかんないけど、ここの吹部は上手いってがわかる。
(CD聞いてるみたい・・・)
〜♪〜♪
聞いたことある曲。
あ・・・
急に記憶がフラッシュバックする。
歓喜にわく私の仲間達。
コートに倒れこむ自分。
一瞬にして静まりかえる。
「テニスはもうできません」
医者の氷のように冷たい顔。
泣き叫ぶ私。
「千鶴・・・?
大丈夫?」
佳奈美が心配そうに私の顔を覗きこんできた。
「あ、うん。
全然大丈夫」
「ほんとに?
なんか顔青いよ?」
「大丈夫。
なんかあの時のこと思い出しちゃって・・・」
佳奈美は、悲しそうな顔をする。
「そっか・・・。
ホラっ、演奏聞こうよ!」
佳奈美は前に向き直った。
この曲・・・
そうだ、病院の帰りに車の中で流れてた曲だったっけ・・・。
私は、吹奏楽部を取り囲んでる人達の
間から顔をヒョコヒョコ顔出し、
必死に姿を探した。
全然見えない。
人混みは苦手だが、少しかきわけながら、
前へ前へと進んで行った。
「千鶴?」
声の方へ振り返ると、
佳奈美が、興奮したような顔つきで私を見ていた。
「千鶴〜、遅いぞ〜w」
「あ〜、ゴメン。
てか、興奮してどうしたの?」
「どうしたもこうしたも、やっぱ吹部はスゴイよ!この高校に入ってよかった」
佳奈美は幸せそうな顔で演奏に聞き入っている。
私には専門的なコトなんか全然わかんないけど、ここの吹部は上手いってがわかる。
(CD聞いてるみたい・・・)
〜♪〜♪
聞いたことある曲。
あ・・・
急に記憶がフラッシュバックする。
歓喜にわく私の仲間達。
コートに倒れこむ自分。
一瞬にして静まりかえる。
「テニスはもうできません」
医者の氷のように冷たい顔。
泣き叫ぶ私。
「千鶴・・・?
大丈夫?」
佳奈美が心配そうに私の顔を覗きこんできた。
「あ、うん。
全然大丈夫」
「ほんとに?
なんか顔青いよ?」
「大丈夫。
なんかあの時のこと思い出しちゃって・・・」
佳奈美は、悲しそうな顔をする。
「そっか・・・。
ホラっ、演奏聞こうよ!」
佳奈美は前に向き直った。
この曲・・・
そうだ、病院の帰りに車の中で流れてた曲だったっけ・・・。
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