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DARK-NESS 150

[525] ZAZA 2017-02-09投稿
魔王「ミゴトダ…コレデスベテカンリョウダ。ムカイハアラタナチカラヲテニイレタ」



魔王の禍禍しいオーラは徐々に消えていき、八重桜は阿修羅や魔痕、魔獄手が消えてドサッと座る



八重桜「間に合って良かった…これで…私の役目も終わりだな…」



魔王「サラバダ…イカルガノオウヨ。イツカジゴクデアオウゾ…」



瞼が降り、すぐに瞼を上げると魔王が消えてムカイに戻っていた



ムカイ「痛っ!身体中痛いな…」



ゆっくり起き上がると目の前に八重桜が倒れていた



ムカイ「師匠!」



身体の痛さなど完全に無視し、八重桜に駆け寄る



八重桜「もう私の命も僅かだ…幻魔はおそらく気付いている。奴の能力が解かれれば私は死ぬ」



涙が零れる。もう会えないと思っていた師に会えたにも関わらず、目の前で命の炎が消えていく光景に涙が零れる



八重桜「最後に…阿修羅を…お前に託す…いつか…」


八重桜の左手がムカイの胸に当てると、ドクン!と心臓が大きく揺れる。そしてムカイに願い、使命を託して静かに息を引き取った



ムカイ「師匠、本当にありがとうございました…」



幻魔(斑鳩の王が逝きましたか…これで魔王が更に強くなったという事ですね。フフ…楽しみですよ)



オルゾ(魔痕が疼く…逝ったか八重桜…)



能力協会のメンバーにオルゾが合流し、乗っ取られた大阪支部の見える所ギリギリの場所にいた



カシス「代表、皆集合しました」



狭い部屋に集まった能力協会の人達



オルゾ「皆、私が不在した為にこういう事になってしまって申し訳ない。責任は全て私にあるし皆もそう思え。だから自分を責めるのはもう止めろ」



ユウ「我々はこれからどうすれば…」



オルゾ「能力協会を取り戻す…それだけだ。奴らがおとなしい今がチャンスと考え、今から奪回に向かう」


どよめきが起こる。まさか大阪支部を破壊するのか?東京支部の二の舞になるのか?そんな不安が漂う



オルゾ「心配するな。我々が正面から堂々と行けば奴らは自然と出てくる」



職員達は歓喜する中、カシス達は自信ある姿、言動に不信感があった



オルゾ「では早速出発する戦闘員達は直ちにに準備せよ」



その頃、能力協会大阪支部に向かってステルス戦闘機が近づいていた



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