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DARK-NESS 151

[775] ZAZA 2017-03-07投稿
オルゾ達は駆け足で乗っ取られた能力協会大阪支部に向かっていた



カシス「代表、聞いていいですか?」



オルゾ「何だ」



カシスは不在の理由、後継者の行動について聞いた



オルゾ「まず不在の理由だが古い知人に逢いに行っていた。それと後継者の行動だがお前達も薄々気付いているだろうが、最初から今まで計画性が全くない」



ユウ(確かに…)



オルゾ「恐れる事はない。行き当たりばったりの彼らは統率力がない以上崩すのは容易い」



一方その後継者達はピリピリした空気に包まれていた


ヴァレン「もう一度確認したい。我々の目的は何だ」


幻魔、天魔、ヴァレン、シゲ、天女魚、駒鳥、6人が集まり、ヴァレンが幻魔に詰め寄る



幻魔「我々後継者は龍・老酒の意思を継ぐ者で、この世界から非能力者を滅亡する。これが我々の目的です」



ヴァレン「なら何故さっさとやらない!正直ここを乗っ取った所で何の意味がある!だったら駒鳥の言う通り愛国者の遺産を使うべきではないのか!」



巨大な剣を具現化して美しい細腕で軽々と持ち、幻魔に突き付ける



天魔「おいおい、あまり調子に乗るなよ」



ヴァレンを見下ろし、間近で睨む



ヴァレン「もしこれからも無計画なら私が指揮を取ろう。だが計画がちゃんとあるのであれば今すぐ聞かせて貰うわ」



天魔「このアマ、マジで殺すぞ!」



目線は幻魔しか見ていないが、詰め寄る天魔がかなり鬱陶しい



ヴァレン「私の提案に反対なら相手になってやる」



ブチっと完全にキレた天魔が殴りかかろうとした瞬間幻魔がその手を止めた



幻魔「落ち着いて下さい天魔おじさん。ヴァレンさんも剣を消して下さい」



駒鳥「奴の今の動き、見えたか?」



天女魚「一瞬だが…」



幻魔の動きの速さに驚いたのはヴァレンも天魔も同じだ



天魔「お前…そんな力あったか?あとおじさんはやめろ」



幻魔「かなり本気になっただけですよ。それとこれからについて話しますよ」



彼の言った事に皆驚いた。何も考えてないと思われていたがちゃんと考えていた


天女魚「つまり、能力協会を乗っ取った理由は我々の目的を拒む能力者をここで一斉に消す為という事か」


幻魔「そういう事です。僕らの計画をスムーズに進める為に一人一人やっていては時間がかかります。ですから反対する最大戦力を叩けば、スムーズに計画を進める事が出来ますよ」



「能力協会の面々が目の前に!」



幻魔「ほら、来ましたよ」


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