君を乗せて
−2年前−
あなたは明日
遠くにいってしまう
私の前からいなくなってしまう
毎日バイクの後ろに乗せてくれたね
そしてバイバイするときには
いつも抱きしめてくれたよね
-------
次の日泣きながら「いかないでよ」と言う自分勝手な私を
いつもより強く抱きしめてくれた
電車がくるまでずっと強く抱きしめくれた
カンカンカンカン
警報が鳴る
ガタンガタンガタン
段々音が大きくなり、電車が近づいてくるのがわかる
あなたが私を抱きしめる力が強くなる
私の目からは更に涙が溢れてくる
プシューとドアが開く音がした
いつの間にか電車が駅についていた
彼は私を離し、顔を見ずに振り返り電車に乗った
私は泣くことしかできなかった
最後は笑おうって決めたのに…
ピー---
笛が鳴る
−その瞬間
彼が振り返り、大きな声で
「全然に迎えに行くから。俺がもっともっと大人になって、お前に似合うようないい男になって迎えに行くから、だから…」
プシュー
彼が喋っている途中で無謀にもドアが閉まってしまった
彼が窓に張り付きドンドンとドアを叩く音が聞こえる
そして、声が微かに聞こえてくる
でも、その声が小さすぎて何を言ってるかわからない
多分、口を見ればわかると思う
でも、私にはできなかった
彼の顔を見るのが恐かった
今見たら…絶対に彼を追い掛けたくなるから…
電車が動きだした
彼がドアを叩く音が強くなる
お願い…止めて…
電車の走る速度が速くなり、
彼が乗ってる車輌が離れていく
そして、最後の車輌が私の前をすぎたとき
ふわっと彼の香りがした
その香りが…私の心を締め付けた
もう…バイクの後ろには乗れないのかな
もう…声を聞くことができないのかな
もう…
言い出したらきりがないくらい、
たくさんの思いが溢れてくる
そしてあなたの声、顔、香り…彼のすべてが私の心を締め付ける
−そして今
いつか彼が
「ただいま」
といって、笑いながら帰ってくる事を信じて
生きている
あなたは明日
遠くにいってしまう
私の前からいなくなってしまう
毎日バイクの後ろに乗せてくれたね
そしてバイバイするときには
いつも抱きしめてくれたよね
-------
次の日泣きながら「いかないでよ」と言う自分勝手な私を
いつもより強く抱きしめてくれた
電車がくるまでずっと強く抱きしめくれた
カンカンカンカン
警報が鳴る
ガタンガタンガタン
段々音が大きくなり、電車が近づいてくるのがわかる
あなたが私を抱きしめる力が強くなる
私の目からは更に涙が溢れてくる
プシューとドアが開く音がした
いつの間にか電車が駅についていた
彼は私を離し、顔を見ずに振り返り電車に乗った
私は泣くことしかできなかった
最後は笑おうって決めたのに…
ピー---
笛が鳴る
−その瞬間
彼が振り返り、大きな声で
「全然に迎えに行くから。俺がもっともっと大人になって、お前に似合うようないい男になって迎えに行くから、だから…」
プシュー
彼が喋っている途中で無謀にもドアが閉まってしまった
彼が窓に張り付きドンドンとドアを叩く音が聞こえる
そして、声が微かに聞こえてくる
でも、その声が小さすぎて何を言ってるかわからない
多分、口を見ればわかると思う
でも、私にはできなかった
彼の顔を見るのが恐かった
今見たら…絶対に彼を追い掛けたくなるから…
電車が動きだした
彼がドアを叩く音が強くなる
お願い…止めて…
電車の走る速度が速くなり、
彼が乗ってる車輌が離れていく
そして、最後の車輌が私の前をすぎたとき
ふわっと彼の香りがした
その香りが…私の心を締め付けた
もう…バイクの後ろには乗れないのかな
もう…声を聞くことができないのかな
もう…
言い出したらきりがないくらい、
たくさんの思いが溢れてくる
そしてあなたの声、顔、香り…彼のすべてが私の心を締め付ける
−そして今
いつか彼が
「ただいま」
といって、笑いながら帰ってくる事を信じて
生きている
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