ブラザーズLove2−?
「うん、今日が会えるの最後だったから、いろいろ話しようとおもってたんだけどね。今頃言っても……もう仕方ないね。あたしもごめんなさい」
淋しそうな口調で話していたが気持ちを切換えるために莉央は素直に謝ったのである。
その言葉を聞き、学ははたまらなく莉央の事が愛おしくなったのか、珍しく強気に言葉を言い放つ。
「やっぱり! 行くよ。見送りに」
「えっ! いや、どうだろう、見送りに来るのは……でも、ありがとう。すごく嬉しいな」
彼女にとっては両親の事がかなりネックで、ハッキリと見送りに来て欲しいとは言えなく言葉を濁すと、さっきとは違う返答をしてくれたことが、すごく嬉しい言葉になった。
「うん。ホントに行かなくていいの?」
学は諦められず、もう一度念のため聞いたが断られてまう。
「うん、ゴメンね。なんか、来てくれるって言ってくれてるのに……やっぱり親が来るし、迷惑かけそうだから」
彼は恐る恐る話に出て来る両親について思い切って聞くことにしたが、
「そんなに変わってる方なの? 莉央ちゃんのご両親」
「うん。ちょっとね」
イマイチ、反応は鈍く、詳しく話を聞けなかった。
(莉央ちゃんあまり話したがらないな。一体、どんなご両親なんだろう? 確かに、娘を一人で日本へ行かせるぐらいだからきっと、すごく変わってる方なのかも)
口には到底出せそうもない事を悟られないように心の中で思った。
再び断られたが、落ち込む気持ちを抑えて、強い口調で彼女に自分の意思を伝える。
淋しそうな口調で話していたが気持ちを切換えるために莉央は素直に謝ったのである。
その言葉を聞き、学ははたまらなく莉央の事が愛おしくなったのか、珍しく強気に言葉を言い放つ。
「やっぱり! 行くよ。見送りに」
「えっ! いや、どうだろう、見送りに来るのは……でも、ありがとう。すごく嬉しいな」
彼女にとっては両親の事がかなりネックで、ハッキリと見送りに来て欲しいとは言えなく言葉を濁すと、さっきとは違う返答をしてくれたことが、すごく嬉しい言葉になった。
「うん。ホントに行かなくていいの?」
学は諦められず、もう一度念のため聞いたが断られてまう。
「うん、ゴメンね。なんか、来てくれるって言ってくれてるのに……やっぱり親が来るし、迷惑かけそうだから」
彼は恐る恐る話に出て来る両親について思い切って聞くことにしたが、
「そんなに変わってる方なの? 莉央ちゃんのご両親」
「うん。ちょっとね」
イマイチ、反応は鈍く、詳しく話を聞けなかった。
(莉央ちゃんあまり話したがらないな。一体、どんなご両親なんだろう? 確かに、娘を一人で日本へ行かせるぐらいだからきっと、すごく変わってる方なのかも)
口には到底出せそうもない事を悟られないように心の中で思った。
再び断られたが、落ち込む気持ちを抑えて、強い口調で彼女に自分の意思を伝える。
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