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Soul City No.11< 生きる >

[283]  05yR  2006-09-29投稿

10秒前までSoul Cityは、平和な時間を過ごしていた。広場では子供達がボール遊びをしていて、丁度時計台の鐘がなりお昼の12時を知らせた瞬間・・Soul Cityの広場にライトヘッズの兵隊が現れ、Soul City内は突然混乱状態になった。血の気の多い者や、精神的に混乱していた者達が発砲しだし、辺りは一瞬で血の飛び交う戦場へと姿を変えた。Soul Cityの兵隊達が駆け付け、更に残酷さは増すばかりであった。



「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
良は優香と太一の姿を見つける事が出来ず、ただひたすら人気の無い場所にいったん走った。
(優香・・太一・・どうか無事でいてくれ・・)
パン!パン!!
いきなり近くで銃声が聞こえ、良は銃を構えた。鼓動が高鳴り、体が震え、嫌な汗が背中をつたう。そっと建物の影から覗いてみた。ライトヘッズの服を来た14.5歳の女の子が尻餅をつきながら後退りをしている。女の子の前方30?ぐらいにSoul Cityの黒い服を着た兵隊が長剣を構え女の子へと一歩づつ近づいていく。
(!!・・・やばい・・助けなきゃ・・助けなきゃ・・!!助けるんだっ!!)
良は建物の影から飛び出し、相手は剣で近距離攻撃派だと思い、遠くからよく狙いを定めて引金をひいた。
ドッドッドッドッ!!!!!!!
銃口からは勢いよく弾が飛び出し相手へとあたり、相手はうめき声をあげながら倒れた。良は走って少女の側に駆け寄った。
「大丈夫かっ!!??」
「・・・う・・ん・・・」
少女は小さな声で答えながら、目線はSoul Cityの兵隊の方へと向いていた。良もゆっくりと兵隊を見た。
(うっ!!・・・俺が・・俺が殺したのか??・・俺が・・生き残る為だ。・・仕方がない。・・・生きるんだ!!)
良は目線を少女に戻して、そっと少女の頭を撫でた。
「行きな。人気の無い場所に逃げるんだ。生きろ・・生きなきゃ全て無駄なんだ。生きて幸せを取り戻せ!!」
少女は良の目を見てゆっくりと頷き立ち上がると、良の横を通り何処かへ走り去った。良も立ち上がり、Soul Cityの兵隊の側に近より、兵隊の持っていた長剣を持ち、腰から鞘を抜き、鞘に剣を納めて、ベルトにさしてその場を後にした。

感想

  • 3935: 訂正30?→30m [2011-01-16]
  • 3942: アイテム紹介[名前.Small Earphone(スモール イヤホン)] [特徴.小型の高機能イヤホン。暴れても中々落ちず、壊れにくく、外部との通信が可能。] [2011-01-16]

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