約束?
‡海‡
波の音が聞こえる
砂浜に座っている二人
由紀>約束だよ
太一>ああ
由紀>絶対だよ、絶対!
太一>ああ
‡稽古場‡
稽古中、腹部に急激な痛みが襲う
太一>っつう(痛)!
隼人>どうした?
腹部をおさえている太一
太一>いや、何でもない。多分昨日食べたやつがアタッたんだと思う
隼人>ハハッ!食い意地が張ってるからなお前。少しは気をつけろよ
太一>わーってるよ!さ、そんなことより稽古、稽古!
痛みを感じつつも稽古を始める
‡翌日‡
痛みが治まらないので心配になり病院へ。検査を受ける。
稽古があるため急いで向かう。
太一>思ったより長引いたな。遅刻だよもう!
ドアを開けるや否や団長の怒鳴り声が聞こえる
団長>こら!おそいぞ!!
太一>すみません。ちょっと病院へ行ってたもので
団長>病院?
太一>ええ。まあ大したことないっスよ。このとおりピンピンですし
学>お前頭オカシイからな。これでちっとはマシになれば良いけど
頭をかきながら太一は言う
太一>勘弁してくださいよ〜
一同>ハハハハハ
団長>理由はどうであれ、遅れたのは事実だ。罰として皆の飲み物を買ってこい
隼人>お前の奢りでだぞー!
太一>そんなぁ↓↓
‡検査結果の日‡
検査結果を聞き病院から出てくる。歩いてアパートへ向かう。しばらく歩くと近所の公園へ辿り着く。ベンチに座る太一。医師との会話を思い出す
医師>検査結果がでました
太一>はい
医師>身内の方を呼んで貰ってよろしいですか?
太一>そんなにヒドイんですか?
医師>身内の方の御協力も必要となると思いますので
太一>…身内はいません。幼くして父、母は亡くなりましたから。兄弟もいません
緊迫した空気が流れる
医師>そうですか。今から言うこと…、気を落ち着かせてしっかりと聞いて下さい。アナタは膵臓(すいぞう)ガンを患っています
衝撃が走る
太一>膵臓ガン?!
医師>ええ。膵臓ガンです。進行はかなり進んでいると思われます
動転する太一
太一>手術すれば治るんですよね?
医師>早期の発見であれば完治することはできたかも知れません。しかしここまで全身に拡がっているとなると…
太一>そ…そんな…最近なんですよ。痛みだしたの…
【約束?に続く】
波の音が聞こえる
砂浜に座っている二人
由紀>約束だよ
太一>ああ
由紀>絶対だよ、絶対!
太一>ああ
‡稽古場‡
稽古中、腹部に急激な痛みが襲う
太一>っつう(痛)!
隼人>どうした?
腹部をおさえている太一
太一>いや、何でもない。多分昨日食べたやつがアタッたんだと思う
隼人>ハハッ!食い意地が張ってるからなお前。少しは気をつけろよ
太一>わーってるよ!さ、そんなことより稽古、稽古!
痛みを感じつつも稽古を始める
‡翌日‡
痛みが治まらないので心配になり病院へ。検査を受ける。
稽古があるため急いで向かう。
太一>思ったより長引いたな。遅刻だよもう!
ドアを開けるや否や団長の怒鳴り声が聞こえる
団長>こら!おそいぞ!!
太一>すみません。ちょっと病院へ行ってたもので
団長>病院?
太一>ええ。まあ大したことないっスよ。このとおりピンピンですし
学>お前頭オカシイからな。これでちっとはマシになれば良いけど
頭をかきながら太一は言う
太一>勘弁してくださいよ〜
一同>ハハハハハ
団長>理由はどうであれ、遅れたのは事実だ。罰として皆の飲み物を買ってこい
隼人>お前の奢りでだぞー!
太一>そんなぁ↓↓
‡検査結果の日‡
検査結果を聞き病院から出てくる。歩いてアパートへ向かう。しばらく歩くと近所の公園へ辿り着く。ベンチに座る太一。医師との会話を思い出す
医師>検査結果がでました
太一>はい
医師>身内の方を呼んで貰ってよろしいですか?
太一>そんなにヒドイんですか?
医師>身内の方の御協力も必要となると思いますので
太一>…身内はいません。幼くして父、母は亡くなりましたから。兄弟もいません
緊迫した空気が流れる
医師>そうですか。今から言うこと…、気を落ち着かせてしっかりと聞いて下さい。アナタは膵臓(すいぞう)ガンを患っています
衝撃が走る
太一>膵臓ガン?!
医師>ええ。膵臓ガンです。進行はかなり進んでいると思われます
動転する太一
太一>手術すれば治るんですよね?
医師>早期の発見であれば完治することはできたかも知れません。しかしここまで全身に拡がっているとなると…
太一>そ…そんな…最近なんですよ。痛みだしたの…
【約束?に続く】
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