携帯小説!(PC版)

約束?

[337]  かおたか  2006-09-30投稿
太一>わかってますよ。そんなこと!

団長>同時に俺はお前らの親父であり兄貴であり…

太一>はぁ?何が言いたいんスか!?意味がわかんないっスよ!

沈黙

団長>こうも永くお前らと一緒にいるとわかるんだよ。今日は機嫌が良いだとか。悪いだとか。何か良いことがあったんだなぁ?とか

太一>…団長?

団長>おまえ…今、凄く苦しんでるだろう。無理して…強がって…笑顔を振り撒いてるが俺にはわかる。…何があったんだ。話してみろ

沈黙

優しい団長の表情\r

我慢していた感情が一気に溢れ出す

太一>俺、俺…ガンなんです

団長>!?

太一>膵臓ガンで… もう手の施しようがないくらい酷いみたいで…。不公平っスよ!世の中、死んでもいい奴なんて一杯いるじゃないですか!何で…何で俺なんスか?!何で俺が死ななきゃならないんスか!教えてくださいよ団長!こんなのおかしいっスよ!おかしいっスよ!!

泣き崩れる太一
団長はただただ…見ていることしか出来ず

‡街の情景(同日)‡
由紀と団長バッタリと出会う
二人は喫茶店へ
団長は由紀が全てを知っているものだと思い、退団のことや病気のことを話し始める

団長>アイツは入院することにしたのか?

由紀>入院?何ですか入院って

沈黙

団長は珈琲をすすり、そして話しだす

驚く由紀

団長>そうか。知らなかったのか…。だが事実なんだ。アイツの支えになってやって欲しい

由紀>そんな…。じゃああたしと別れて他のヒトと付き合うって言ったのは?

団長>…きっと別れるためにトッサについた嘘だったんだろう

由紀>そん…そんな…

その時、由紀の脳裏に蘇る。公園のベンチに座っていた彼。泣いていた彼。涙の本当のワケ…

由紀、代金をテーブルの上に置き店から出る
急いで太一のアパートへ向かう。チャイムを何度も鳴らすが反応はない。由紀は太一が行きそうな場所を必死に考える。

フと思い出す

車を出し、急いで走り出す。運転中、太一との思い出が頭に浮かんでくる。スピードは更に加速度を増す

‡海‡

思いつめた表情をしている太一

到着する由紀

太一を探す由紀

走る!

走る!!

走る!!!

海に入ってゆく太一

由紀は太一をみつける

叫ぶ由紀

由紀>太一ーッ!!

しかし波の音に掻き消されてしまう。
海へ入り太一を止めようとする。しかし水の中なので思うように前へ進めない

【約束?に続く】

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