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動物小説?「CHICKENS IN THE SKY2」

[256]  烏賊天  2006-09-30投稿
ササミの死に絶望していると、横から誰かがつついてきた。同じ檻に収容されているシュナイダーとタンドリーであった。「つらいけど、仕方がないよ…それよりどうすれば幸せになれるか考えよう。」「まぁ、まずはココから出ないわけには…」
そんな話し合いが、夜遅くまで行なわれた。普段騒がしい他のニワトリ達もみんなその話に耳を傾けていた。そしてやっと、一つの案が出た。
次の日、遠藤はいつものように卵を拾っていた。そのとき、誤って卵を床に落としてしまった。ニワトリ達は一斉に目を閉じた。再び目を開けると、そこには絶望的な光景が広がっていた。なんと卵から出てきたのは、雛とは似ても似つかない、どろっとした液体だった。こんなものを毎日必死に産んでいたのか…そう思うと、気がおかしくなって笑ってしまいそうだった。自分達は、どろどろした液体を作るマシーンとして、今までこんな窮屈なところでろくな食事ももらわずたかが人のために奉仕していたのかと…。その後遠藤は、死んだササミにも気付かず、平然と鶏舎から姿を消した…。
※評判次第で続く(前感想くれた方、あざぁす?)

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