携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 生涯の恋人 16話

生涯の恋人 16話

[335]  ふく  2006-09-30投稿
だんだんと推薦入試の日が近づく

今日から冬服
少し気持ちが引き締まる

いつものように駅で彼を待つ

電車が着いた音がする

沢山の生徒が改札を抜ける

彼を見つけるのは簡単だ
どんなに沢山の人混みの中でも
すぐに彼を見つけ出せる自信はある

あえて私は背を向けて待っている
振り向いて彼の顔を見上げるのが好きだから

「おはよ〜。」

彼の声

振り返ると冬服の彼が立っている

昨日までの夏服の彼と違ってまた一段とかっこ良く見える
彼の冬服姿を見るのは初めてではないのにときめいてしまう

「おはよう。」

声が少し高くなった
「服装変わると何か違うね。」

彼は私を上から下まで見て言った

恥ずかしい


教室に入ると何だか暗く感じた
夏服の白いシャツから男子のグレーの学ラン 女子の紺の制服に変わるとこんなにも雰囲気が変わるのか

受験が近くなるとみんなの顔つきも次第に変わってくる

推薦入試は一般入試より受験の日にちが早いため
推薦入試を受ける人たちはピリピリしている

私も推薦入試受験者なのだが
恋に一直線になってしまっているせいでなかなか気持ちが入らない

先生たちは私の為に一生懸命になってくれているのに
申し訳ない

彼と話す時は
あまり受験の話はしない
だからだろうか

周りの雰囲気を感じ取ると少しずつ自覚を持ち始めた

私の推薦入試まではあと二ヶ月ほどしかない

『いい加減にやばいかな』

なんて気楽に考えている場合ではなくなって来ているのだ

とゆうことで
気持ちを入れ替えることにした

そう言っても簡単に気持ちは変わるものではない
だから苦労するのだ

受験の為の小論文の量や面接練習の回数が増えてきた

小論文は担当の先生には褒められることは多くなった
面接は良く聞かれるような志望動機や大学に入ってやりたいこと・高校生活で心に残ったこと・一番頑張ったこと・今気になるニュースなど だいたいのことは答えられるようにはなった

「だいぶ良くなったね。後はもっとハキハキと答えた方がいいかな。それとあそこの大学は集団面接で挙手制だから。質問内容も練習してきたこと以外のこと聞かれるかもしれないから、新聞読んだりしといた方がいいかもね。」

先生からアドバイスをいくつか受けた

安心した反面
焦りが出始めた

感想

感想はありません。

「 ふく 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス