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ディフェンド? ”第2の戦い” 46

[301]  2006-10-01投稿
 「ココは・・・」
 道路の両側には緑の草木が遠くの方まである。そのアスファルトの上に啓吾は立っていた。
 「ココは・・・確か・・・」
 啓吾の頭の中で何か思い出しかけている。啓吾の頭の中でいろんな事が頭の中をめぐる。
 「!」
 啓吾はハッとした。ココは、記憶を無くした翔と最後に話した場所だった。
「ってことは・・・」
 「啓吾」
 「!」
 啓吾は後ろを向いた。そこには、翔の姿があった。
 「翔?!何でココに」
 啓吾は驚いた顔で翔を見ていた。
 「晶様が、啓吾の記憶の中から俺を実体化させてくれたんだよ」
 「晶が・・・」
 「うん。いい人だよね。晶様は」
 「なっ・・・!」
 すると、翔はニッと笑って言った。
 「俺を実体化させて、啓吾を倒せって言ってくれたんだよ」
 「なんだって・・・!」
 「暴れ足りなかったし。ちょうど良いや」
 と、言うと翔は勢いよく啓吾の方に走ってきて、右手につくった拳を啓吾の方に突き出した。啓吾はその拳を片手で止めた。2人の手は小刻みに震えている。
 「翔・・・、止めろっ!」
 「イヤだね。命令だからさ」
 「くっ・・・」
 啓吾は翔の手をつかんだまま、右足を上げて横に振った。翔は啓吾の足から避けて、啓吾に手をつかまれたまま足を高く上げて振り下ろした。
 「くそっ・・・!」
 啓吾は翔の手を離して後ろに避けた。翔の足はアスファルトの上に落ちた。
 「避けられたか・・・」
 アスファルトには少しヒビが入っていた。
 「ま。楽しもうよ?」
 翔はニッと笑って言う。
 「イヤだね」
 啓吾は右手をグッと握った。

 啓吾VS翔
       戦闘開始!

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