〜Stliker〜哀編(12)
龍雅は目の前の建設現場に乗り捨てられた高さ10mはあろうかという巨大なブルドーザーに乗り込んだ。先の騒ぎで慌てて逃げたのか鍵がさしっぱなしになっていた。素早くエンジンを始動させる。
グォーン!ガガガガ…。
すると鈍い調子のエンジン音が鳴り響き、排気ガスが辺りに充満した。龍雅は右にあった前進レバー思いっきり前に押し出し、左のレバーで左に方向転換すると公道に出た。
その頃、上空の偵察機では…。
通信兵A「たった今、作戦部隊がこちらに向けて発進した模様です!!指定ポイントまでの到達時間は約3分!」
指揮官「ローダーがこの先にあるガスタンクに到達するまでの時間は!?」
通信兵B「た…大変です。約2分後には到達すると思われとても間に合いそうにありません!」
指揮官「馬鹿者!!?なぜそうゆうことを早く言わんのだ!!」
部下に怒鳴り散らす一方で指揮官は眉をひそめ考えた。
指揮官(とは言えこの状況ではやむを得ないと言った所か…。何か策はないのか…。)
通信兵B「…!?大変です!ローダーに向かっている巨大な物体が見えます!」
指揮官「新手のグルドか!?…こんな時に…。」
通信兵C「いいえ!グルド特有の生態反応は確認出来ません!モニター拡大します!」
すると小型パネルに航空写真の角度から巨大なブルドーザーが写し出された。
指揮官「…ブルドーザー…だと?」
ガガガガガガガガ…
龍雅はただひたすらローダーに向かってブルドーザーを走らせていた。
途中、道路脇に停めてある車を踏みつぶし、電柱をなぎ倒しながら…。
そしてついに龍雅を乗せたブルドーザーとローダーが真正面に向かい合った。
龍雅「…いくぞ!!」
ガガガガガガガ…
ブルドーザーはひたすら前に進む。
ローダー「グォーグォー!」
ローダーも再び前に進み出しついに両者がぶつかりあった!
ドカーン!バキッ!
ローダーは両手で交互にブルドーザーを叩くが微動だにしない。
龍雅「これでも食らえ!!」
と言ってショベルのレバーをリフトの方向に引き倒しローダーのアゴを押し上げようとする。
しかし、ブルドーザーの強力なパワーをもってしてもローダーは必死でこらえ持ち上げる事は出来なかった。…続く。
グォーン!ガガガガ…。
すると鈍い調子のエンジン音が鳴り響き、排気ガスが辺りに充満した。龍雅は右にあった前進レバー思いっきり前に押し出し、左のレバーで左に方向転換すると公道に出た。
その頃、上空の偵察機では…。
通信兵A「たった今、作戦部隊がこちらに向けて発進した模様です!!指定ポイントまでの到達時間は約3分!」
指揮官「ローダーがこの先にあるガスタンクに到達するまでの時間は!?」
通信兵B「た…大変です。約2分後には到達すると思われとても間に合いそうにありません!」
指揮官「馬鹿者!!?なぜそうゆうことを早く言わんのだ!!」
部下に怒鳴り散らす一方で指揮官は眉をひそめ考えた。
指揮官(とは言えこの状況ではやむを得ないと言った所か…。何か策はないのか…。)
通信兵B「…!?大変です!ローダーに向かっている巨大な物体が見えます!」
指揮官「新手のグルドか!?…こんな時に…。」
通信兵C「いいえ!グルド特有の生態反応は確認出来ません!モニター拡大します!」
すると小型パネルに航空写真の角度から巨大なブルドーザーが写し出された。
指揮官「…ブルドーザー…だと?」
ガガガガガガガガ…
龍雅はただひたすらローダーに向かってブルドーザーを走らせていた。
途中、道路脇に停めてある車を踏みつぶし、電柱をなぎ倒しながら…。
そしてついに龍雅を乗せたブルドーザーとローダーが真正面に向かい合った。
龍雅「…いくぞ!!」
ガガガガガガガ…
ブルドーザーはひたすら前に進む。
ローダー「グォーグォー!」
ローダーも再び前に進み出しついに両者がぶつかりあった!
ドカーン!バキッ!
ローダーは両手で交互にブルドーザーを叩くが微動だにしない。
龍雅「これでも食らえ!!」
と言ってショベルのレバーをリフトの方向に引き倒しローダーのアゴを押し上げようとする。
しかし、ブルドーザーの強力なパワーをもってしてもローダーは必死でこらえ持ち上げる事は出来なかった。…続く。
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