携帯小説!(PC版)

1%?

[442]  かおたか  2006-10-02投稿
・・ある日・・
‡渋谷駅(北口)‡

(人気のない目立たない場所で一人の男が絡まれている)

不良1>なぁこれで全部か?

(不良は財布から千円札を抜き取り大吉に言い寄る)

大吉>えっと…その…

大吉N>僕の名前は幸田大吉20才。容姿は可もなく不可もなく。定職に就かずアルバイト生活をおくっている。僕は小さいころからイジメられっ子で小中高と悲惨な青春時代を送ってきた。20才になったら生まれ変わるぞ!と意気込んではいたが…人間そう簡単には変われる筈もなく…今日もまたいつものように不良達に絡まれている

不良1>ぁあ?!聞こえねえよ。何だって!?

大吉>も…もう持って無いで…す

大吉N>ハッキリと断ることが出来れば…。そう思ってはいるんだけど臆病な僕には出来る筈もなく…

不良2>無えワケねえだろぉが!てかよキモイんだよオメェ!男だったらハッキリしろよぉ!

大吉>…お金は…もう無い…です

不良1>ジャンプしてみろ

大吉>……え??(弱々しい声で)

不良1>ジャンプしてみろって言ってんだよ

大吉N>きたきた。不良達は必ずこの言葉を使う。ジャンプしてみろ。三段跳びの選手じゃないんだからそう簡単にポンポン跳べますか!てーの!

(大吉、ジャンプをする)
大吉>……。

大吉N>でも逆らえない自分がいる。はぁぁ…こんな自分がイヤだ…

(チャリンチャリンとズボンのポケットから小銭の鳴る音が)

不良2>持ってんじゃねえかよ!ほら早く出せよ

大吉>…

不良1>聞こえてんのか?ァア!?

(ポケットから金をだす)

不良1>…チッ。しけてんな。もう無えんだろうな?

大吉>……はぃ

(不良は口を開く)

不良2>じゃもう一回ジャンプしてみようか

大吉>……

(大吉、ジャンプをする)
(しかし音は鳴らない)

不良1>よーし。行っていいぞ
不良2>ったく。もう少し金ぐらいもってろってんだ

(大吉、逃げるようにその場を去る)

不良1>……
不良2>……

【1%?に続く】

感想

感想はありません。

「 かおたか 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス