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天使のすむ湖66

[321]  雪美  2006-10-02投稿
そして、二学期と言えば、進路を決める時期でもある。桜井の奴は、前から希望していた東京の法学部を受験する、俺は、香里との事を通して、N大医学部を受験することにした。一番喜んだのは、香里と催眠療法士の柏原先生だった。しかし俺は、カウンセラーを目指すわけじゃないし、精神科医を目指すつもりもない。ガンの治療医、外科や放射線科を経験してから緩和ケアのホスピスを作りたい。
この辺りにはホスピスはなく、まだまだ病院での看取りが多い、また、なくなる場所も病院になってしまう。
余命が少ないなら、本人の願う最後を選択出来る場所作りがしたいのだ。
「君ならいいカウンセラーや精神科医になるのになー」
と柏原先生は言うが、俺にはホスピスを作り、心も体も緩和できるケアをしたい、もちろん自宅も選択できるように、大木先生のように往診にも答えられる医者になりたいのだ。
岬もまた、一樹らしいわね、と賛成してくれた。
驚いたのは両親で普通のサラリーマン家庭に医者になりたい息子の希望に驚き、考えさせてほしいと言われた。
今の成績なら狙えると、担任教師は母に説明してくれた。
「本気なのねー母さんは反対はしないけど、とにかく頑張れるなら、目指してみたら良いんじゃないかしら。」
と何とか納得したようだった。そのためには、苦手な数学をもう少し成績を上げないとまずいけど・・・
またこれで、桜井と受験勉強の日々を送ることとなる。


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