生涯の恋人 20話
チオビタドリンクの蓋を開けて一気に飲み干した
「ふぅ。」
蓋を閉め 空になった瓶をバッグの中へ入れた
『お守り』は持って行くことにした
「行ってきます。」
「行ってらっしゃい、頑張ってね。」
母はそう言うと
いつ買ってきていたのか 神社のお守りを私に手渡した
「しっかりね。」
「うん、ありがとう。」
同じ大学の違う学科を受験する友達と一緒に電車で大学まで向かった
お互いに口数は少なかった
「緊張するね。」
「頑張ろうね。」
口にする言葉と言えばその二つくらいだった
大学の門の前に立つと極度の緊張が走った
バッグから携帯を取り出し
【今大学に着いたよ。頑張ってきます。】そう彼にメールを送り 携帯の電源を切った
想像以上に人が多いその人達を見るだけで自信が薄れていく
「私、こっちの校舎だから。また終わったらここで待ち合わせしよう。」
友達と別れ
独り 受験会場へ向かった
受験票に記載してある番号と同じ番号が貼ってある席へ座った
周りが頭が良さそうな人ばかりに見えて仕方がない
変に落ち込んでいく自分に気付き なるべく周りを見ないようにした
時計は開始時刻を回った
受験は小論文→面接となっていた
時間が過ぎるのが早い
あっとゆう間に小論文の時間が終わった
休憩を少し挟むとすぐに面接会場へ移動だった
面接は七人ずつ
知らない人達ばかりで心細い
次々に番号が呼ばれて行く
もうすぐ自分の番だとゆう時に バッグの中の『彼からのお守り』の瓶を握り絞め深呼吸をした
ついに順番が回って来た
無事終了
頭の中は真っ白で
よく質問内容も状況も覚えていない
受験は終わり友達との待ち合わせ場所へ向かった
門を出るとすぐに携帯の電源を入れた
問い合わせをすると彼からのメールが入っていた
【そろそろ終わった?どうだった?】
返事を返すのは止めておいた
結果は何となく目に見えていた
結論から言えば
『最悪』
面接は最悪の出来だった
ただそれだけは覚えていた
帰る足取りは重い
友達との会話も弾まない
「朋ちゃんどうだった?」
「多分…ダメ。」
彼に無性に会いたい落ち込んではいたが家に真っ直ぐ帰りたくはなかった
彼の顔が見たかった
家の近くの駅で友達と別れるとすぐに彼の居る高校へ足を向けた
「ふぅ。」
蓋を閉め 空になった瓶をバッグの中へ入れた
『お守り』は持って行くことにした
「行ってきます。」
「行ってらっしゃい、頑張ってね。」
母はそう言うと
いつ買ってきていたのか 神社のお守りを私に手渡した
「しっかりね。」
「うん、ありがとう。」
同じ大学の違う学科を受験する友達と一緒に電車で大学まで向かった
お互いに口数は少なかった
「緊張するね。」
「頑張ろうね。」
口にする言葉と言えばその二つくらいだった
大学の門の前に立つと極度の緊張が走った
バッグから携帯を取り出し
【今大学に着いたよ。頑張ってきます。】そう彼にメールを送り 携帯の電源を切った
想像以上に人が多いその人達を見るだけで自信が薄れていく
「私、こっちの校舎だから。また終わったらここで待ち合わせしよう。」
友達と別れ
独り 受験会場へ向かった
受験票に記載してある番号と同じ番号が貼ってある席へ座った
周りが頭が良さそうな人ばかりに見えて仕方がない
変に落ち込んでいく自分に気付き なるべく周りを見ないようにした
時計は開始時刻を回った
受験は小論文→面接となっていた
時間が過ぎるのが早い
あっとゆう間に小論文の時間が終わった
休憩を少し挟むとすぐに面接会場へ移動だった
面接は七人ずつ
知らない人達ばかりで心細い
次々に番号が呼ばれて行く
もうすぐ自分の番だとゆう時に バッグの中の『彼からのお守り』の瓶を握り絞め深呼吸をした
ついに順番が回って来た
無事終了
頭の中は真っ白で
よく質問内容も状況も覚えていない
受験は終わり友達との待ち合わせ場所へ向かった
門を出るとすぐに携帯の電源を入れた
問い合わせをすると彼からのメールが入っていた
【そろそろ終わった?どうだった?】
返事を返すのは止めておいた
結果は何となく目に見えていた
結論から言えば
『最悪』
面接は最悪の出来だった
ただそれだけは覚えていた
帰る足取りは重い
友達との会話も弾まない
「朋ちゃんどうだった?」
「多分…ダメ。」
彼に無性に会いたい落ち込んではいたが家に真っ直ぐ帰りたくはなかった
彼の顔が見たかった
家の近くの駅で友達と別れるとすぐに彼の居る高校へ足を向けた
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