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宇宙戦隊・18

[365]  豆宮  2006-10-07投稿
テレポートが完了した時、コウ達は先程のエレベーター型の物では無く、広めの室内の中にいた。天井にシャワーのノズルのような物が付いてる点は先程と同じだ。
扉が開くと、そこには水色の全身タイツを着た小人達がいた。後ろにはタンカが用意してある。今回はメリード星の病院にテレポートしたようだ。
「病人はどちら様ですか!」
「こいつだ」
テシがテチを見せる。
「タンカに乗せて、マスクを外してもらってもよろしいでしょうか?」
「…分かった」
テシはテチをタンカに乗せ、テチのマスクをそっと外した。
そこから出てきた顔は、10〜13歳程度のあどけない少年の顔。少し天然パーマ気味の茶色の髪。顔の造りは何となく猫に似ていた。
「ありがとうございます!では診察してくるです〜!
」小人達はタンカを10人がかりで持ちあげると奥の部屋へ運んで行った。

『少し…休憩しようか』
サリの提案で、三人は休憩室へと入った。休憩室にはゴムのような素材の机と椅子、何に使用するか分からない機械がいくつかあった。
『…テシ。君もそろそろマスクを取ったらどうだい』
「……」
無言のまま、テシはマスクを取った。
20歳くらいであろうか。丸顔で、テチと同じ茶色の髪を七分刈りくらいにし、金色の瞳を細めてこちらをジロリと見つめていた。
『二人とも、何か飲むかい?ご飯もあるよ。とりあえず落ち着こう。テチならきっと大丈夫だ』
サリに言われて初めて、コウは自分の喉の渇きと空腹に気付いた。普通の人間として生きていた時と何ら変わりない。
「俺、腹減った!何がある?」
『えっと…飲み物はヒポルカとタナサキと…』
「…適当に美味い飲み物と飯よろしく。」
『じゃあヒポルカとララホタでいっかな。テシは?』
「…飲み物はヒポルカで…食べ物はカバラナヒとマバとタバコスナとアヒマと…」
この状況であっても見た目通りの食欲である事に、コウは少し笑った。
サリが部屋にある機械にメニューを打ち込んむとすぐにその機械から注文したメニューが出てきた。コウが頼んだヒポルカとララホタは見た目的にはコーラとパスタに似ていた。しかし味はグレープフルーツジュースとカレーに似ていてそのギャップが何だかおかしい。
『テシ…ちょっと話を聞いても良いかな』
どこか不安げな表情でしかし、おいしそうに食事にむさぼりつくテシに、サリが言う。

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