届かなかったオモイ 第10話
『バカですね(笑)』を何度も思い出す…
嬉しかった彼女からのフアンレター(?)を、匿名にして録音した放送を聞いていた時も、色々な想いが交錯していた……
その後あった生徒会会議でも意見は出せず、ただ彼女を見ながら、あの言葉にどんな意味が隠されていたのだろう…と、考えていた。
生徒会会議で話どころか、意見すら出来なかった僕が、普段彼女に話かける事は当然のごとく、出来ないでいた。
ふと気がつくと弱気な「傷付きたくない自分」がいた。
…いつからだろう…
…こんな自分になったのは…
…いつからだろう…
…このまま想い出で良いと思い始めたのは…
…いつからだろう…
…いつからだろう……
ここまでくるとやはり上岸に相談するしかなかった。
「本当の自分を出せるのは、ステージしかないのだろ?新たなキッカケとして、文化祭のステージに立て。」
と、相談してくるのを待っていたかように簡単に答えた。
気持ちを分かってくれていた。いつも自分の話をせず、僕の話を聞いてくれる数少ない友達の上岸。思わず泣きそうになった。上岸はそんな僕を笑いながら背中を叩いた。文字通りまた『背中を押してくれた』
僕は文化祭のステージに立つ事を約束した。
大きな壁は簡単に崩れるものだった。この時自分で壁を作っていると知っていれば、のちに想いがすれちがう事はなかったのに…
嬉しかった彼女からのフアンレター(?)を、匿名にして録音した放送を聞いていた時も、色々な想いが交錯していた……
その後あった生徒会会議でも意見は出せず、ただ彼女を見ながら、あの言葉にどんな意味が隠されていたのだろう…と、考えていた。
生徒会会議で話どころか、意見すら出来なかった僕が、普段彼女に話かける事は当然のごとく、出来ないでいた。
ふと気がつくと弱気な「傷付きたくない自分」がいた。
…いつからだろう…
…こんな自分になったのは…
…いつからだろう…
…このまま想い出で良いと思い始めたのは…
…いつからだろう…
…いつからだろう……
ここまでくるとやはり上岸に相談するしかなかった。
「本当の自分を出せるのは、ステージしかないのだろ?新たなキッカケとして、文化祭のステージに立て。」
と、相談してくるのを待っていたかように簡単に答えた。
気持ちを分かってくれていた。いつも自分の話をせず、僕の話を聞いてくれる数少ない友達の上岸。思わず泣きそうになった。上岸はそんな僕を笑いながら背中を叩いた。文字通りまた『背中を押してくれた』
僕は文化祭のステージに立つ事を約束した。
大きな壁は簡単に崩れるものだった。この時自分で壁を作っていると知っていれば、のちに想いがすれちがう事はなかったのに…
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