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ブルーフィッシュ

[259]  つばさ  2006-10-08投稿
登校その1
『ぴ〜んぽ〜ん』
その、壊れかけのチャイムは、今日も鳴る。
「鈴音ー!りーん音!」
そして、いつもの叫び言葉。
「ごめんなさ〜い。いつも・・・。今日は、もう、先に行っててくれない?ごめんね〜。」
鈴音の、おばさん(おばさんは、失礼かな?)だ。
「あ・・・。待っときますよ!」
「もう、遅刻しちゃうわ!もう行って!」
無理矢理押され、しぶしぶ行った。
登校その2
秋になったばかりで、紅葉している木は少ない。
紅葉道といわれる、紅葉の一番早い場所がある。
その道も、まだ、緑の葉が多かった。
でも、きれいなのだ。
この辺の、緑の多い所、ベスト1だもん。
「きゃ!」
ゴーと、ライオンの叫び声のように、大きな音で風が吹いた。
よろめいた私。
「とん」、と、誰かに当たった。
「ご、ごめんなさい!」
振り向いたら、金髪の男!
胸がキュンッ?となった。

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