携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> 遠くの夜2

遠くの夜2

[295]  田舎もの  2006-10-09投稿
満月の夜。一人の少女が路地裏を歩いている。長い黒髪、緑色の目。学生だろうか、制服を着ていた。そんな少女の後ろに、黒い物が立ち上った。そしてそれからは曲がった手と怪しく光る目が現れ、少女に伸びる。「………。」少女の緑色の目が、瞬間金色に変色した。        ―スパンッ     黒い物の動きが止まり、その右腕が落ちた。黒い物が雄叫びを上げる。少女が冷たいまなざしをソイツに向けた。「情けないな、お前、それでも怨怪か?」黒い物―怨怪が少女に襲いかかるが、少女はかがんでその攻撃を避け、怨怪の腹を真っ二つにした。黒い物が崩れる。「憐れな者よ、裁かれるがいい。」とどめを刺すように、少女は刀を怨怪に向けて振り上げた。怨怪は一瞬フラフラと揺れたが、やがて黒い液体となって弾けた。「これで今夜10体目…ここは本当に怨怪が多いな。」少女はそう言うと刀に付いた黒い液体を払うように刀を振った。「いつでも来い、叩き斬ってやる。」少女の黒髪が、夜に栄えた。

感想

感想はありません。

「 田舎もの 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス