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扉のむこう 〜噂の扉〜

[534]  奈海  2006-10-09投稿
美樹やっとは3階にある図書室についた。


「崎野さ-ん?あ、いた」


美樹は図書室の奥にいた崎野の肩をポンとたたいた。


「キャッ!!・・・あ。古水さん」


崎野はかなりおびえていた。


「大丈夫?」


「大丈夫・・・・。で、どうしたの?」


「あ!この学園にある、噂ってしってる?」


「え・・う、うん。知ってるよ」

「本当!?その噂について教えてほしいんだけど・・・」


「・・うん。いいよ。・・・・この学園には、開けてはいけない扉があってね、その扉の中をみると、次の日には行方不明になっちゃうんだって。噂だと、誰もいない所に扉の主が現れて、扉のむこうにつれていかれちゃうんだって。むこうで殺されたりとかされてるみたい。私が聞いたのはこれだけ」


崎野は聞いたことをすべてはなしてくれた。


「そうなんだ。ありがとう!それよりも・・・」


「なに?」


「さっきおびえてたみたいだったけど、何かあった?」


「な、なにもないよ!!」


「ならいいけど。じゃあね!」


「ばいばい」


美樹が図書室からでると、崎野はまた本をよみはじめた。


「このことは誰にも知られてはいけない」


そういうと崎野は本を戻して、図書室をでた。続

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