スノーホワイト2/3
何か食べるものと飲み物を持っていこう。外へ出掛ける前に、そう主人が提案しました。私はさっそくキッチンへと向かって、用意を始めました。
紅茶を魔法瓶に淹れて。それから、林檎を3つバスケットへ収めました。主人は林檎が好物なんです。切らさないように、常に買い置きしているの。折角の光景を2人で楽しむのだから、主人が好きなものを持っていこうと思ったんです。主人が喜べば、私も嬉しいですから。
あと、ナイフもバスケットへ収めました。食べるときに兎でも作ろうと思ったんです。ロマンティックだと思いません? 雪がしんしんと降っていくなかで、赤い林檎が兎のかたちをとっていく……。あ、笑わないで下さいね。こんな年になっても、女はそんなことを思うの。いや、寧ろ年をとるにつれて、その気持ちは膨らんでいくみたいですね。きっと、いつまでも少女のままでいたいのかもしれません。常に見てもらいたい、そういった願望の表れでしょうね。
また、話が逸れましたね。ごめんなさい。それで、林檎とナイフと魔法瓶の入ったバスケットを持って、私たちは外へ出掛けました。
紅茶を魔法瓶に淹れて。それから、林檎を3つバスケットへ収めました。主人は林檎が好物なんです。切らさないように、常に買い置きしているの。折角の光景を2人で楽しむのだから、主人が好きなものを持っていこうと思ったんです。主人が喜べば、私も嬉しいですから。
あと、ナイフもバスケットへ収めました。食べるときに兎でも作ろうと思ったんです。ロマンティックだと思いません? 雪がしんしんと降っていくなかで、赤い林檎が兎のかたちをとっていく……。あ、笑わないで下さいね。こんな年になっても、女はそんなことを思うの。いや、寧ろ年をとるにつれて、その気持ちは膨らんでいくみたいですね。きっと、いつまでも少女のままでいたいのかもしれません。常に見てもらいたい、そういった願望の表れでしょうね。
また、話が逸れましたね。ごめんなさい。それで、林檎とナイフと魔法瓶の入ったバスケットを持って、私たちは外へ出掛けました。
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