柔らかな風 天国へ続く道2
「購買のおばちゃんが死んで、もう3ヶ月らしいぜ」不愉快な曇天。なんとなく気分が乗らない休み時間。俺たちは屋上にいた。
「早いよな」
高校二年生にもなれば、男女のバリアも緩和され、思春期は後期へ向かう。高校三年間を、どう過ごすか。部活一筋のやつもいれば、勉強も部活もほどほどに、という微妙な立場もいる。無論、なにもしないやつもいる……。
「48歳だっけか…」
俺は部活一筋とも言えず、勉強もさほど頑張らないという半端野郎に分類された。親友のタカもそうだ。
「変わって代わりの親父はケチだよな。サービス精神とは何か、辞書でも引いてもらいたいよ」
彼女はいた。愛情やらなにやら……そんな面倒くさい感情はない。お互いにカップルという肩書きが欲しかった。
「タカは今日一緒に帰るんか」
俺は興味本意で聞いてみる。柵に寄りかかっているタカは、ズルズルと座り込んだ。
「……面白いことに」
タカはため息をついた。ちなみに、タカは野球部のキャプテンだ。
「もしかすると、いやもしかしなくても、だ」
この学校の野球部は意外と強豪だ。キャプテンのタカを中心に、毎大会ベスト8は固かった。
「柳田がうちに来るかもなんだ」
俺は持っていたパンをポロッと落とした。
「早いよな」
高校二年生にもなれば、男女のバリアも緩和され、思春期は後期へ向かう。高校三年間を、どう過ごすか。部活一筋のやつもいれば、勉強も部活もほどほどに、という微妙な立場もいる。無論、なにもしないやつもいる……。
「48歳だっけか…」
俺は部活一筋とも言えず、勉強もさほど頑張らないという半端野郎に分類された。親友のタカもそうだ。
「変わって代わりの親父はケチだよな。サービス精神とは何か、辞書でも引いてもらいたいよ」
彼女はいた。愛情やらなにやら……そんな面倒くさい感情はない。お互いにカップルという肩書きが欲しかった。
「タカは今日一緒に帰るんか」
俺は興味本意で聞いてみる。柵に寄りかかっているタカは、ズルズルと座り込んだ。
「……面白いことに」
タカはため息をついた。ちなみに、タカは野球部のキャプテンだ。
「もしかすると、いやもしかしなくても、だ」
この学校の野球部は意外と強豪だ。キャプテンのタカを中心に、毎大会ベスト8は固かった。
「柳田がうちに来るかもなんだ」
俺は持っていたパンをポロッと落とした。
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