キスとの距離(3)
時計を見ると、11時半を回っていた。
改札口を見たら、君はまだ来てなかった。
一目を気にする君は、僕と逢うのはいつも夜中だった―・・
外は、寒くて僕が息をするたびに白い息が何度も僕の前を通った。
夜は、いつも短い―・・もっと長かったなら貴方を今以上に愛せるのに・・
そう思っていると改札口の音が鳴り、振り向くと君が改札口から出て来た。
僕と目が合うと、いつもの優しい笑顔を僕に見せた。
その笑顔がとても好きで、僕を何度も癒してくれる。
君と手をつなぐと、君の手はとても冷たくて僕のポケットの中に手を入れた。
ポケットに手を入れると、手をつないだ。
何度も手をつないだ・・
その瞬間がいつまでも続けばいいと、何度も願った―・・
君との時間が、君の声が僕をありのままでいさせてくれる。
強く君の手を握った。君も同じ様に強く握った。
強く握った手には、指輪が当たった・・
あの人の物と実感させる、その指輪が。。
今はあの人の物だけど、明日の朝が来るまでは僕だけの物と
そう・・信じたい。
何度も、そう願っていた。
どうか、この時間だけはずっと覚めない夢であって欲しい。
貴方を愛するこの時間だけは、幻ではなく
どうか永遠に続きますように・・そう思っていた。
ライトアップされた町並みを歩いていると、君が
「ずっと、貴方のそばにいたい。帰りたくはない」
そう答えた。
改札口を見たら、君はまだ来てなかった。
一目を気にする君は、僕と逢うのはいつも夜中だった―・・
外は、寒くて僕が息をするたびに白い息が何度も僕の前を通った。
夜は、いつも短い―・・もっと長かったなら貴方を今以上に愛せるのに・・
そう思っていると改札口の音が鳴り、振り向くと君が改札口から出て来た。
僕と目が合うと、いつもの優しい笑顔を僕に見せた。
その笑顔がとても好きで、僕を何度も癒してくれる。
君と手をつなぐと、君の手はとても冷たくて僕のポケットの中に手を入れた。
ポケットに手を入れると、手をつないだ。
何度も手をつないだ・・
その瞬間がいつまでも続けばいいと、何度も願った―・・
君との時間が、君の声が僕をありのままでいさせてくれる。
強く君の手を握った。君も同じ様に強く握った。
強く握った手には、指輪が当たった・・
あの人の物と実感させる、その指輪が。。
今はあの人の物だけど、明日の朝が来るまでは僕だけの物と
そう・・信じたい。
何度も、そう願っていた。
どうか、この時間だけはずっと覚めない夢であって欲しい。
貴方を愛するこの時間だけは、幻ではなく
どうか永遠に続きますように・・そう思っていた。
ライトアップされた町並みを歩いていると、君が
「ずっと、貴方のそばにいたい。帰りたくはない」
そう答えた。
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