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?崖淵斜陽館其の六

[507]  亜樹  2006-10-17投稿
鋭い角をはやした、鬼って実際居るのだろうか。
私は、物語や言い伝えだと思っていました。
ある日、信じられない事が起こりました。

私の前に現れたからです。
角が有って、顔が青く、体がデカイ。

「おっ、お前は…鬼か」

「はいっ、鬼でごさいます。」

礼儀正しい、鬼…
何だか、似つかわしくないな。

「その通りでございます。」
鬼は答えた。
納得が行かないまま、質問をしたのだが…

「鬼らしく無いなぁ。」

「はい、鬼とは、元々貴方の心に生きて居るのでございます。」

心とは、自己形成の一部で有り、創念が産み出した物である。

私は思った。

鬼とは、自身の醜い自分の分身なのだと…

今まで、やって来た数々の事…

誰かに迷惑や、嫌な思いをさせていなかったかな。

反面教師に成っていませんか。

スイマセンでした。
やり直して頑張ります。

悟った途端に、世界が明るく楽しい物に見えて来たのだった。

鬼ヶ島の鬼は、静かに笑った。

感想

  • 4518: 幸せですか?(_´_`)/Rei [2011-01-16]
  • 4533: Reiさん(^-^)何時も有難うございます。何となくですが、Reiさんの作品を見れる幸せと、現状の幸せを感じて居ます。意外と不幸の方が多いかなっ(#+_+) [2011-01-16]
  • 4542: 世間の風の冷たさは鬼も鼻白む程です。小さな幸せには祝福を与え、幸せ過ぎると妬視を向ける…。何事も程々が肝心と云えます。「鬼」とは以前、血の臭いを漂わせていた時代のニックネームでした。(^-^)/Rei [2011-01-16]

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