敬治「そんな…馬鹿な！！」みかわ園に帰って来た敬治は目を疑った。

そこには生々しい戦闘の跡、腕が切断された大地の身体、貧血で倒れたあかね、気絶している竜也と瑠美、そして首が飛ばされ犬の死体が残されていた。
敬治は電話をかけた。しかしかけた番号は119ではなかった。
敬治「アレックス！えらい事になったぞ。『ケロベロス』にやられた… 竜也も、子供達も。大至急専門医を派遣してくれ。場所は横須賀総合病院だ。」

敬治は話し終わった後、救急車を呼んだ。
敬治『頼む…誰も死なないでくれ…死ぬのはもううんざりだ。』





兵士A「この少年がヒロシマで捕獲されたサンプルか。」
兵士B「見た目は普通の少年だな…」
兵士C「二人共静かにしろ！このサンプルを起こすとどうなるかわかっているのか？麻酔もそんなに効いていないんだぞ！実験を始める…」
視界がぼやける… 竜也は両手両足をコンクリートの様な物で固められていた。そして竜也の身体に銃弾が打ち込まれた！！


竜也「やめろぉぉぉぉぉ！」

竜也は目を覚ました。どうやら夢を見ていたらしい。 敬治「目を覚ましたか竜也。」

竜也「親父！！何で？ってここは？」

敬治「病院だ。お前何も覚えていないのか？」

竜也「えーと、そうだ！！変な犬が入って来たんだよ！それで犬を蹴ってそしたら…だめだ何も覚えていない…そうだみんなは無事？」

敬治「あぁ…みんな軽傷ですんだよ…」

竜也「良かった。」
敬治「まぁまだ朝5時だしお前は寝てろ。身体に障るぞ。」
竜也「うん。わかった。」
敬治は病室を出た。するとそこには一人の男が立っていた。彼の名はアレックス・レイソン＼r
アレックス「話さなかったのか。あのことを…」
敬治「あいつには荷が重すぎる。まだ16そこそこのガキだぞ。」
アレックス「16歳の餓鬼が20前のアフガニスタンの惨劇を引き起こしたんだぞ！！事実を話すんだ。もう竜介は人間兵器として目覚め始めている！！ケロベロスを倒したんだぞ。普通の人間なら喰われてるはずだ。それに幼い少女が一人死んでいるんだぞ。」
敬治「わかった…事実を話す。ただし何もかもという訳でわないぞ。それとあいつのことは竜也と呼べ。いいな？それと大地の件の話は後だ。」敬治はその場を後にし瑠美の病室へ向かった。

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