恋ごころ 第三抄 第一話
今日から休みだ。
…とは言っても土曜が学校だったから日曜一日しかないけど。
いつものように朝9時に起きる。
悠香がテーブルの上に突っ伏して寝ている。
机の上には数学や情報の教科書、ノートと筆箱が置いてあった。
何故か筆箱の中身は入っていなかったが。
それにしてもどんな勉強をしているのか気になり、ノートを覗く。
「ぷっ…」
思い切り吹き出した。
何故ならノートには、イラストしか書いていなかったからだ。
まあ、俗に言うところのボーイズラブと言う事は解った。
気付かれる前に退却したほうがいいと判断し、その場を離れた。
親父と話をしていると、インターホンが鳴った。
出てみると多村がそこにいた。
「多村!?何でお前がここに?」
「驚くことはない。家はすぐそこだからな。」
そう言って目の前の家を指差す。
確かに表札には、薄い色で多村と彫ってある。
何で今まで気付かなかったんだ…
「まあ、俺が怪我しちまったからよ。お前に頑張ってほしいと思ってな。ほれ。」
そう言って多村は指にはめるゴムリングをくれた。
「これ…お前が大事にしてるお守り代わりじゃないか。こんなものは貰えない。」
「いいんだ。俺にはもう必要ないものだしな。」
そういって多村は無理矢理にそれを渡すと出ていってしまった。
「しょうがないな…」
俺は五日後の大会に向け頑張ることにした。
…とは言っても土曜が学校だったから日曜一日しかないけど。
いつものように朝9時に起きる。
悠香がテーブルの上に突っ伏して寝ている。
机の上には数学や情報の教科書、ノートと筆箱が置いてあった。
何故か筆箱の中身は入っていなかったが。
それにしてもどんな勉強をしているのか気になり、ノートを覗く。
「ぷっ…」
思い切り吹き出した。
何故ならノートには、イラストしか書いていなかったからだ。
まあ、俗に言うところのボーイズラブと言う事は解った。
気付かれる前に退却したほうがいいと判断し、その場を離れた。
親父と話をしていると、インターホンが鳴った。
出てみると多村がそこにいた。
「多村!?何でお前がここに?」
「驚くことはない。家はすぐそこだからな。」
そう言って目の前の家を指差す。
確かに表札には、薄い色で多村と彫ってある。
何で今まで気付かなかったんだ…
「まあ、俺が怪我しちまったからよ。お前に頑張ってほしいと思ってな。ほれ。」
そう言って多村は指にはめるゴムリングをくれた。
「これ…お前が大事にしてるお守り代わりじゃないか。こんなものは貰えない。」
「いいんだ。俺にはもう必要ないものだしな。」
そういって多村は無理矢理にそれを渡すと出ていってしまった。
「しょうがないな…」
俺は五日後の大会に向け頑張ることにした。
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