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?崖淵斜洋館其の七

[495]  亜樹  2006-10-20投稿
朝は、黄昏…
何故か、やる気が出ないんだ。
昨日の夜、最早自分自身の終わりを考えて、祈りを終えて…

しかし、朝は、訪れる。
新聞を配達する音。
牛乳を配達する音。

早くから出社の為に、車にエンジンをかける音…

遮光カーテンの隙間から漏れる、光の帯…

あぁ〜
今日も、生かされたな。

明日も、今日の様に生かされるのかな。

眠ってる内に、召されるのかな。

「お前!死にたいのか!」

「えっ!!」

スイマセン。以前に悪魔と契約しています。

もはや、捧げる魂は無いのです。

しかし、不自由な体が反抗を始めた。

悪魔よ!
早く、世の中を良くしてくれよ。

薄暗く、黄昏に似た、低い笑い声が木霊した。 悪魔とは、自分自身が産み出した産物なのではと思ってみたが。

やはり、契約した記憶は有るのだ。

残念ながら…

次の標的に貴方が選ばれたなら、御注意して下さい。

感想

  • 4571: 同じく魂を捧げ渡すなら、女神にしておきます。(^-^)/Rei [2011-01-16]
  • 4578: Reiさん、何時も有難うございます。私も悪魔より天使か妖精の方が好きですが、悪魔の魅力も捨てがたく… (^-^;)困った物でございます。by/aki [2011-01-16]

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