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キミと僕?

[392]  Υuka  2006-10-21投稿
野球部のマネージャーをしている女子が2人…
1人はヒトミで最初から野球部のマネージャーすると言っていたから理解できる。
もう1人は…伊藤由衣…
「うそ…な,なんで…?」

心臓が口から出そうなほどドキドキした。
「どないしたん?」

ヨシが顔を覗かせた。

「な,なんでもねぇ…」

するとヒトミが気ずいて駆け寄ってきた。
「あんたら早く入門届だしーや」

「ヒトミぃー。そちらさんは?」
ヨシが控えめに聞いた。

「あ,可愛いやろ〜?ゥチと同じクラスで仲良くなってん。この子もマネージャーすんねんで」

「伊藤由衣です…あの…野球の事、あ、あんまりょく知らないで…スイマセン」

彼女のオロオロした表情が可愛くて僕は吹き出した。
「僕の前の席の子ゃんな?野球の事は僕に聞いてくれたらなんでも答えんで」

うわぁ似合わねぇ事いっちまった…

「あ,ありがとう!!!」

嬉しそうに答える由衣に僕も嬉しくなった。

それを見つめるヒトミは何か悲しそうだった。


その日の帰り道,ヨシが僕に言った。
「あの子の事,好きなん?」

「…………」

「好きなんやな♪♪俺も可愛いって思っててんけどヒデに譲る!!お前が女の子を好きになるなんてめったになぃもんな!!」

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