日本終焉 ?
「向井校長、本当にあの生徒を実戦訓練に参加させるつもりですか?」 吉村は真剣な顔つきで問いただした。 「黒波晃、中学のとき実戦訓練の大会で優勝。たった1人で57人を相手に優勝したんですよ、優秀な生徒だと思いますがね」 向井校長は椅子に座ったまま外を眺めている。 「そのうち半分以上は重症、それに…事故として処理されましたが死亡者がでています。」 「そういう問題を起こさないために君たち優秀な教官がいるのではないんですか?」 吉村は校長のその言葉で黙り込んだ。 「全員銃を手にしてください。最後に、腕と足は2発以上ペイント弾を受けたらその時点で終了です。それ以外は1発でも受けたら終了になります。銃を持ったら指定された場所に移動してください。スタートの合図がでたら訓練開始です」 教官が柵から出ると生徒達は銃を手に取り移動を始めた。 〈訓練開始〉 空達のチームは空を先頭に移動を始めた。 開始して5分突然恭平が立ち止まり空を呼び止めた。 「障害物の横を見ろ」 約50メートル離れた障害物の横に2つの影が見える。 空達は急いで近くの障害物に隠れた。 「俺が最初に突っ込むから援護頼む!」 空は今にも飛び出していきそうな体勢だ。 「待て、他にも2人隠れてるはずだ。主力のお前が出ていくのは危険すぎる。」 「じゃあどうすりゃ良いんだよ?」 「…俺が先に行く、その後にお前もついてこい。援護は澪と春に任せる。いいか?」 「OK〜!頑張ろうね澪!」 「…う、うん」 澪は銃を強く握りしめた。 「よし、そろそろ始めるぞ」 恭平が先に飛び出すと後を追って空も飛び出した。
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