シリウス 10
(この声に聞き覚えはないかぁ?あぁん!?)
言われてみれば、ここ最近になって自分に語り掛けてきた声だ。だがしかし、それだけで全てが繋がらない。今度は少し落ち着いた口調で聞いてみる。
「どういうことだ?何故俺に語り掛ける?」
(ハッ。そこまで説明しなきゃ解らねーのか!どこまでも抜けてんなぁ、テメーはよ。)
灰色のそれは悪びれた素振りで肩をすくめる。
自分には何がなんだかさっぱりだ。折角冷静を取り戻した頭が、また徐々に混乱していく。自分がそう考えた矢先に、
(ハッ。何混乱してやがるんだ。)
まるで自分が考えていたことが、全部筒抜けていたかの如く、言い当てられた。さっきまで逆上していた頭が一気に醒める。
「ま、まさか。本当…なのか?」
驚きを隠せない様子だっただろう。たどたどしい日本語になってしまった。気付けば胸の奥の黒い感覚がなくなっている。
(ハッ。やっと気付きやがったか。そして理解しろ。オレはオマエだ。)
さっきと同じ台詞で言われたが、混乱はない。まだ戸惑いがあるが、何故か理解できた。その事に関しての戸惑いが大きかった。
「何故…」
そう言おうとした矢先に
言われてみれば、ここ最近になって自分に語り掛けてきた声だ。だがしかし、それだけで全てが繋がらない。今度は少し落ち着いた口調で聞いてみる。
「どういうことだ?何故俺に語り掛ける?」
(ハッ。そこまで説明しなきゃ解らねーのか!どこまでも抜けてんなぁ、テメーはよ。)
灰色のそれは悪びれた素振りで肩をすくめる。
自分には何がなんだかさっぱりだ。折角冷静を取り戻した頭が、また徐々に混乱していく。自分がそう考えた矢先に、
(ハッ。何混乱してやがるんだ。)
まるで自分が考えていたことが、全部筒抜けていたかの如く、言い当てられた。さっきまで逆上していた頭が一気に醒める。
「ま、まさか。本当…なのか?」
驚きを隠せない様子だっただろう。たどたどしい日本語になってしまった。気付けば胸の奥の黒い感覚がなくなっている。
(ハッ。やっと気付きやがったか。そして理解しろ。オレはオマエだ。)
さっきと同じ台詞で言われたが、混乱はない。まだ戸惑いがあるが、何故か理解できた。その事に関しての戸惑いが大きかった。
「何故…」
そう言おうとした矢先に
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