あの夏の続き第7話 語られる真実 下
竜也「アトムボーイ?」
敬治「原爆の子供という意味だ。そしてあの化け物を作ったのは原爆を落とした張本人。」
竜也「アメリカか!」
敬治「そうだ。アメリカは放射能による人為的突然変異の分野では世界でトップだ。そしてあの化け物は犬に放射線を当てて突然変異を起こさせたケロベロスと呼ばれるものだ。それとこの写真を見てくれ。」
敬治は写真を取り出し竜也に見せた。
竜也「これは…」
そこには実験により突然変異させられた犬が写っていた前足が無くなった犬、全身の毛が抜け落ちた犬、頭がくっついている双子の犬もいた。
敬治「これで信じてくれたか。そいつらは失敗作だ。そしてアトムボーイは犬だけじゃない。人間もだ。戦後、アメリカやソ連などではアトムボーイの人体実験を行っている。ほとんどが失敗に終わったがごく稀に成功する事がある。そして今までで実験により125人のアトムボーイが誕生した。だが実際には126人のアトムボーイが存在している…竜也…お前の事なんだよ…」
竜也「俺がなんだって!?」
敬治「お前は自分は今16歳だと思っているが、違うんだ。お前は1929年産まれの77歳なんだ。そして16歳の時の1945年8月6日に広島で被爆し突然変異を起こしアトムボーイになったんだ。そしてアトムボーイになった者は成長のスピードが個人差はあるが十分の一から百分の一になることが実証されている。そして適度に放射能を浴びないとアトムボーイは仮死状態に陥り脳などに異常を起こすことがあるんだ。」
竜也「嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だぁ!!」
竜也の脳裏にケロベロスとの闘い。そしてあの夏の記憶が蘇った。血が飛び散り周りに血が広がる…
灼熱の核の焔の残虐な景色…
竜也「夢だ…嘘だよ…やだ…」
敬治「残念だが全て事実なんだ。竜也…いや竜介…」
竜也「竜介?俺の本当の…名前?」
敬治「60年前のな。そして俺はアメリカ、ロシアの進めているアトムボーイ計画を阻止するために作られた組織『白い悪魔』通称ホワイトデビルの一員なんだ。そして今まで白い悪魔からの命令で竜也を監視するという指令をこなしてきた。」
敬治「原爆の子供という意味だ。そしてあの化け物を作ったのは原爆を落とした張本人。」
竜也「アメリカか!」
敬治「そうだ。アメリカは放射能による人為的突然変異の分野では世界でトップだ。そしてあの化け物は犬に放射線を当てて突然変異を起こさせたケロベロスと呼ばれるものだ。それとこの写真を見てくれ。」
敬治は写真を取り出し竜也に見せた。
竜也「これは…」
そこには実験により突然変異させられた犬が写っていた前足が無くなった犬、全身の毛が抜け落ちた犬、頭がくっついている双子の犬もいた。
敬治「これで信じてくれたか。そいつらは失敗作だ。そしてアトムボーイは犬だけじゃない。人間もだ。戦後、アメリカやソ連などではアトムボーイの人体実験を行っている。ほとんどが失敗に終わったがごく稀に成功する事がある。そして今までで実験により125人のアトムボーイが誕生した。だが実際には126人のアトムボーイが存在している…竜也…お前の事なんだよ…」
竜也「俺がなんだって!?」
敬治「お前は自分は今16歳だと思っているが、違うんだ。お前は1929年産まれの77歳なんだ。そして16歳の時の1945年8月6日に広島で被爆し突然変異を起こしアトムボーイになったんだ。そしてアトムボーイになった者は成長のスピードが個人差はあるが十分の一から百分の一になることが実証されている。そして適度に放射能を浴びないとアトムボーイは仮死状態に陥り脳などに異常を起こすことがあるんだ。」
竜也「嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だぁ!!」
竜也の脳裏にケロベロスとの闘い。そしてあの夏の記憶が蘇った。血が飛び散り周りに血が広がる…
灼熱の核の焔の残虐な景色…
竜也「夢だ…嘘だよ…やだ…」
敬治「残念だが全て事実なんだ。竜也…いや竜介…」
竜也「竜介?俺の本当の…名前?」
敬治「60年前のな。そして俺はアメリカ、ロシアの進めているアトムボーイ計画を阻止するために作られた組織『白い悪魔』通称ホワイトデビルの一員なんだ。そして今まで白い悪魔からの命令で竜也を監視するという指令をこなしてきた。」
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