天使のすむ湖79
香里の自宅のドアを開け、広い赤じゅうたんの引いた廊下を右に曲がると、リビングの横に香里の部屋がある。
ベットに横になっている香里に顔を近づけると、そっとホッペに口付けた。
「一樹、合格おめでとう、やったわね〜」
香里の顔は青ざめて見えた。
「ありがとう、香里のおかげだよ。」
少し香里は上半身を起こした。
「今日はバレンタインデーよね。私プレゼント買いに行けないから、これを受け取ってほしいの。」
そう言って首にかけていたクロスを外して、それを俺の手のひらに置いた。そのクロスは、上下が小さなハートが彫り込んであり、左右には羽を広げていて、真ん中にはブルーのサファイアが入っていた。
「これはね、お父様からいただいたものなの、一樹にあげるね。大切な人にあげなさいって言われたの。」
「ありがとう、形見なのにいいの?」
と言うと、
「いいのよ、私の一番大切な人なんだから」
と香里は微笑んだ
「俺からもプレゼントがあるんだ、」
そう、ずっと前から決めていた、受験が終わったらと思って用意していた。
「これだよ、」
そういって俺は婚姻届を差し出した。しかし香里は眼が見えていないから
「なに?紙なの?読んでみてくれない?」
「婚姻届だよ、結婚してほしいんだ。本当はもっと前でもよかったのかもしれない、でも受験が終わってからにしようと決めてたんだ。」
ベットに横になっている香里に顔を近づけると、そっとホッペに口付けた。
「一樹、合格おめでとう、やったわね〜」
香里の顔は青ざめて見えた。
「ありがとう、香里のおかげだよ。」
少し香里は上半身を起こした。
「今日はバレンタインデーよね。私プレゼント買いに行けないから、これを受け取ってほしいの。」
そう言って首にかけていたクロスを外して、それを俺の手のひらに置いた。そのクロスは、上下が小さなハートが彫り込んであり、左右には羽を広げていて、真ん中にはブルーのサファイアが入っていた。
「これはね、お父様からいただいたものなの、一樹にあげるね。大切な人にあげなさいって言われたの。」
「ありがとう、形見なのにいいの?」
と言うと、
「いいのよ、私の一番大切な人なんだから」
と香里は微笑んだ
「俺からもプレゼントがあるんだ、」
そう、ずっと前から決めていた、受験が終わったらと思って用意していた。
「これだよ、」
そういって俺は婚姻届を差し出した。しかし香里は眼が見えていないから
「なに?紙なの?読んでみてくれない?」
「婚姻届だよ、結婚してほしいんだ。本当はもっと前でもよかったのかもしれない、でも受験が終わってからにしようと決めてたんだ。」
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