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扉のむこう 〜音楽室で〜

[575]  奈海  2006-10-23投稿
岩崎についていった和成は、音楽室に来ていた。


「あの・・・先生?なんのようですか???」


「ちょっとお前な、歌の練習してもらいたいんだ」


「なんでですか???」


「歌詞覚えきれてないからな。そっちいって歌っててな」


「は、はぁ・・・」


岩崎のいうとおりに隅っこで歌をうたっていた。 岩崎は何かをとりにいったらしい。


ふと視線を動かすと噂の扉があった。和成は気になって近くに寄り、じっと見つめた。


「その扉が気になるのですか?」


「ぎゃぁぁ!!!!」


いきなり鬼越が後ろからいってきたのでしりもちをつく。


「気になるのですか・・?」


鬼越は問い続ける。


「す、少しは気になります・・・。」


「そうですか。ならみてみましょうか」


「え・・・?」


鬼越は和成を無理矢理押して扉の前に連れて行った。


ガチャ・・・・


鬼越は和成がちゃんと見えるようにして扉を開けた。そこは暗く、なにやらうめき声が聞こえた。


「ほら・・・見れてよかったでしょう?」


「あ・・・あぁ・・・・ だめだ。もう僕は・・・僕は・・・・・」


「ドウシタンデスカ・・・??」


鬼越の方をみると鬼越はよくわからない『物体』になっていた


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