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夜空に誓う

[534]  ゼロ  2006-10-24投稿
全身が雨に包まれる。雨なのか、涙なのか…そんなのどうだっていい。ビール片手に雨降る夜空に、俺は振り返っていた…

彼女との出会いは、携帯の出会い系サイト。17歳の高校生の俺はやりたい盛り。どうやってやれるかばかり考えていた。ナンパ、合コン、女がいそうな所ならどこでも顔を出していた。そんな中サイトで、10歳上の「ゆう」と知り合う。彼女は人妻。始めは普通にメールのやり取り。なかなか、ノリのいい人で、盛り上がった。そこで、何を思ったか、ストレートにエッチしたいと言う俺。すると、いいよだって。俺は、頭真っ白。実は経験なしで、いいよと言う言葉が返ってくるなど考えもしていない。そして、あれよこれよという間に会う日取りまで決定し、その日を待つこととなる。期待を胸に…

約束の日当日、俺は学校をサボり彼女の待つ町まで、電車で向かう。顔も知らない人とこれから…。期待と不安がいりまじり、心臓バクバクの俺。待ち合わせの駅に着き、携帯を持ってベンチにて待つ。着いたよのメール。辺りを見渡すと、車から手を振る女性。車に近づくと、顔がよく見える。そして息を飲む。可愛い。10も上とは思えない。ひとめぼれとはこの事なのかと今ならよくわかる。

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