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シリウス 18

[264]  紫炎  2006-10-25投稿
目の前のソイツは、そう言い捨てると立ち去ろうとする。
 (…めろ。)
 「あぁん?まぁだ何か用でもあんのかぁ?」 
 (やめろよ…) 
今にも消えそうな声しか出せない。
「聞こえねーなぁ。」
目の前のソイツは気味の悪い笑みを浮かべている。気圧されそうになるが、力を振り絞り、心の底からの声を出す。
(やめろって言ってんだろ!!)
すると、ソイツの目が据わる。だが、自分は構わず喋り続ける。
(?かえで?に近付くな!)
「何の権利があって、テメーにそんな事言われなきゃならねーんだ?」
(俺は?かえで?が好きなんだ!だから、お前は邪魔すんな!!)

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