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部活

[326]  たかチャン★〃  2006-10-25投稿
ふと,机に書いてあった文字が目に入った。

「合唱部全国目指せ!」

それはまだ,部活に入りたてで何気なく,夢みるように書いた一言だった。
でも幸運なことに,顧問が一度全国に行ったことのあるやり手な先生で,全国も夢じゃなく,楽しい人で部室から笑いが絶えることは,滅多になかった。

こうして順調に私の部活動は始まった。そして,先生と私達の努力をどんどん積み重ねていった。
そしてそれは,私が?年生の頃から実り始め,私達は県大会では全て金賞,つまり県一位の実力を身に付け,関東大会へと進んだ。

しかし関東の壁は厚く,格の違いを見せつけられた。私達はそのショックが大きく,少し活気のない合唱部となってしまった。

しかし時は経ち,合唱部は少しずつ活気を取り戻した。
「よし!頑張って次こそ全国行こう!」と皆が思っていて,上手くいっているはずだった。
しかし私達が?年生になるのと同時に,ずっと八年間顧問を勤めた先生が違う学校へ配属されることになった…あそこで過ごした?年間は今でも忘れない。すごく居心地が良くて,部活の時ばかり生き生きしていた自分の姿を今も覚えているのだから。

…先生のお別れ会をした。
「今までありがとうございました。」
部長のその一言で涙を止めることが出来なくなった。
「どうして,あと一年ここに居てくれなかったのだろうか。」
「せめてあと一年…」
そんな悔しい気持ちが連なり,次に歌った曲はちゃんと歌うことが出来なかった。
すると先生は私達のことを怒った。
「わざわざ私達の歌を聞きにきてくれてる人が居るんだから最後まできちんと歌いなさい。」
最後まで先生は,私達に大切なことを教えてくれた。
その感謝の気持ちは合唱部員全員の心にいつまでも廃れることなく存在し続けるだろう。

+*・。*★゚・本当に★+。・*+゚ありがとうございました!

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