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野球をめざして 第3話

[440]  アフロン  2006-10-26投稿
あの試合後、野球を続けようと思ったのだが、やはりやっていても意味がないときずきやらないと決心した。
今日は家に帰って寝よう。
翌日、学校にいくといきなり綾ちゃんに「何で昨日手紙かえしてくれなかったの??」と言われて言葉に詰まった、「ごめん・・」それしか言うことができなかった。数日後、学校が終わり帰ろうとしたたとき、綾ちゃんに「一緒に帰らない??道が一緒だからー」と言われた。しかたなく帰ることにした、帰り道二人は無言のままだった。あの空き地のよこを歩いているとき綾ちゃんがいきなり「今鳥君は野球好き??綾は好きだよ♪」いきなりのことに驚いた、「いちおう・・・」「一応なの??大好きなのかと思った〜野球は小3からやってたんでしょ??」「う・・うん」。3年間やってきたけど試合にでたことはほとんどないし真剣にやったのは最後の打席ぐらいだった・・・。「今鳥君は中学で野球するの??綾はソフトボールでもしようかなーって思ってるww」「女の子は野球はいれないしね・・・」「今鳥君はいいね野球できるし!!」「たぶんやるかも・・・」嘘をついてしまった。その夜、嘘をついたことに罪悪感を感じなかなか眠れなかった。翌日、なぜか朝早くおきてしまった。暇だったので朝刊を見ていると、『ヤンピースの桜井選手サヨナラグランドスラム!!』と大きく見出しに書いてあった。こういうすごい人もいるんだな程度にしか思っていなかった。一週間後、水島サンデースの6年生の卒団式があった。ことしは、3回戦にでれたこともあって監督の上村さんも嬉しそうだった。監督が1人1人にいままでにことやこれからのことを話していた。とうとう自分の番がきた、上村監督はまず「2回戦はありがとう。」wと言った。僕は「い・・いえ、偶然のことですし・・・」すると監督は「人生っていうのは偶然で変わることもあるんだ」僕には少ししか理解できなかったが、何を言いたいのかはわかった。人生を変えることがあるか・・・、なぜかこの言葉はずっと頭に残っている。「野球やってみようかな」、そんな言葉が一瞬頭をよぎっていった・・・。
続く

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