貴女との再会?
ジャンプボールの位置につく。
ふと、応援席を見上げた。
「北高ファイトー!!!!」
女子が声を揃えて応援している。
俺の視線の先には、麻美、薫先輩、そして中島がいた。
パァァンッッ!!!!
視線を戻すと同時に、ボールが弾かれた。
俺は全力でボールを追った。
走った。
ゴールを守った。
パスを繋いだ。
体育館に女子の必死の応援が響いた。
そしてコート内には、五人の互いを呼ぶ声が、何度も何度も飛んだ。
(あと、10点────)
最後に得点板を見たのは、その時だった。
タイマーは容赦なく時を刻む。
残り一分。
残り30秒。
そして、
ピピ─────…………
笛が鳴り響き、あっという間に試合は終了した。
得点は────………
52-46。
差は、わずかだった。
それを目の当たりにした俺たちは、ただ、呆然と立ち尽くすだけだった。
「あと……六点……」
豪がつぶやく。
視線は得点板だけを見ていた。
「マジかよ……」
俺もそのわずかな差に、悔しくなり、うつむいた。
パチパチパチ………
そんな時、女子と、チームメンバーから拍手が上がった。
みんな、笑顔だった。
「ナイスファイトー!!北高!!」
麻美が叫んだ。
それを見て、俺たち五人は、顔を見合わせて笑った。
応援席に戻った俺たちは、帰る準備をしていた。
その近くを女子が通り掛かった。
「健太、豪くんお疲れッ♪♪」
麻美が近寄って来た。
「あぁ、ありがとう」
「麻美ちゃんも応援ありがとう」
豪も遅れてお礼を言う。
「よかったら、これ飲んで☆」麻美の手に握られていたのは二本の缶ジュースだった。
「今下の自販機で買って来たんだッ♪♪」
麻美がにこにこしながら差し出す。
「へぇ〜、気ィ利くじゃん、ありがと」
「はいッ、豪くんも……もらって??」
「あっ、マジ??ありがとう!!!!」
(…………??)
俺はなんだか違和感を覚えた。
なんか……麻美から恋する乙女オーラ(?)が漂ってる気がする……。
(まさか……麻美って豪が好きなのかな??)
そんなことを考えていると、
「あっ、ねぇ健太、ちょっと来て」
と麻美が俺を呼んだ。
「何??」
麻美はまわりに聞こえない声で俺に言った。
「そのジュース、薫先輩からだよ☆」
「……へ??」
ふと、応援席を見上げた。
「北高ファイトー!!!!」
女子が声を揃えて応援している。
俺の視線の先には、麻美、薫先輩、そして中島がいた。
パァァンッッ!!!!
視線を戻すと同時に、ボールが弾かれた。
俺は全力でボールを追った。
走った。
ゴールを守った。
パスを繋いだ。
体育館に女子の必死の応援が響いた。
そしてコート内には、五人の互いを呼ぶ声が、何度も何度も飛んだ。
(あと、10点────)
最後に得点板を見たのは、その時だった。
タイマーは容赦なく時を刻む。
残り一分。
残り30秒。
そして、
ピピ─────…………
笛が鳴り響き、あっという間に試合は終了した。
得点は────………
52-46。
差は、わずかだった。
それを目の当たりにした俺たちは、ただ、呆然と立ち尽くすだけだった。
「あと……六点……」
豪がつぶやく。
視線は得点板だけを見ていた。
「マジかよ……」
俺もそのわずかな差に、悔しくなり、うつむいた。
パチパチパチ………
そんな時、女子と、チームメンバーから拍手が上がった。
みんな、笑顔だった。
「ナイスファイトー!!北高!!」
麻美が叫んだ。
それを見て、俺たち五人は、顔を見合わせて笑った。
応援席に戻った俺たちは、帰る準備をしていた。
その近くを女子が通り掛かった。
「健太、豪くんお疲れッ♪♪」
麻美が近寄って来た。
「あぁ、ありがとう」
「麻美ちゃんも応援ありがとう」
豪も遅れてお礼を言う。
「よかったら、これ飲んで☆」麻美の手に握られていたのは二本の缶ジュースだった。
「今下の自販機で買って来たんだッ♪♪」
麻美がにこにこしながら差し出す。
「へぇ〜、気ィ利くじゃん、ありがと」
「はいッ、豪くんも……もらって??」
「あっ、マジ??ありがとう!!!!」
(…………??)
俺はなんだか違和感を覚えた。
なんか……麻美から恋する乙女オーラ(?)が漂ってる気がする……。
(まさか……麻美って豪が好きなのかな??)
そんなことを考えていると、
「あっ、ねぇ健太、ちょっと来て」
と麻美が俺を呼んだ。
「何??」
麻美はまわりに聞こえない声で俺に言った。
「そのジュース、薫先輩からだよ☆」
「……へ??」
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