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ブラック―夜の叫びが始まりし時―

[485]  アサミ  2006-10-26投稿
牙は気配に気付いていない…
牙は考えていた。何故ブラックがそこまで自分を街に行かせたくないのかを…寂しい訳ではないだろう…ブラックは一匹狼だ…じゃあどうして……?闘いを挑んだのに辞めると言ったり寂しそうなに叫んだり…いつものブラックらしくない
ブラックは牙の背後に立った…。気配を更に消すブラック。ブラックは…牙を殺そうと思っていた…
街に行けば死ぬんだ…今まで一緒にいたのになのに俺に寂しそうな背中向けやがって…俺はそんな背中…牙だけには向けてほしくなかった…。街に行けば死ぬんだと言えば傷つくだろう…ならいっそのこと俺が牙の最後を迎えさせてやる…
更に更にブラックは距離を縮める拳を固くする。そして爪をナイフの刃より鋭い爪を…
牙の背中に激痛が走る「っあ!ブラック…だな…やはりっ俺を殺そうと思って…いた…の…か?」
牙の血が草を染める…牙の傷口をブラックそっと触る…
「って痛てぇよブラックっあ」
ブラックは静かに牙に言う…
「俺を恨んでくれよ牙恨んでいいからな…悪いな…牙に惨めな死にかた、クしてほしくなかったんだ悪いな本当にごゥゥご免な牙…」 ブラックは…泣いていた牙の顔も傷口にもブラックの温かい涙が落ちる…
牙はブラックを恨んでなどいなかった…優しく笑うと静かに目を閉じながら言った
「ブ…ブラック…俺恨んで……なんていないぜ……っ。だって人狼仲間じゃないか…家族みたいな…もんじゃねぇか…っ痛ぇな…ブラック爪鋭すぎ(笑)…俺わがままだった街に行きたいばかりでっ…ブラックに迷…惑かけちまって…人狼は森…っが似合うっ…よなぁブラック…本当に…悪かっ…………」
牙は息を引き取った…笑いながら最後までブラックを優しく思いながら…
「牙お前どこまでお人好しなんだよ…牙あぁぁぁぁっ…」
ブラックな泣いた…泣いて泣いて泣いた声を上げて…

感想

  • 4757: すみません 文字入力などのミスをしてしまいましたm(__)m許して下さいませ 感想お待ちしておりますアサミでした [2011-01-16]
  • 4764: 牙が死んでしまってとても悲しいです(=_=)牙が恋をして人間の世界に行くのを止めるブラックの気持ちは痛いほどわかります 〜何かすごく感動しました〜(ToT)/ [2011-01-16]
  • 4787: 同じカテゴリーで小説書かせてもらってる182です。独特な雰囲気出てておもしろいです。 [2011-01-16]
  • 4857: 皆様感想有難うございました(^o^)これからも頑張りますので応援宜しくです…アサミでした(..) [2011-01-16]

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