安いバイク其の八
「やっぱり店長あんただったんだ!」男は黙っているそして、軽トラに積んでいるバイクを指差して、店長に言った。「このバイク元はあんたが乗ってたんだろ?」『………そうだが。』「んじゃ、あんたは昔、今は亡き彼女を乗せてこの峠に来たわけだ?しかし、なんでこんな危ないカーブに挑んたんだ?」そして、店長は静かに語りはじめた。『三年前のことだ‥あの時私は彼女と別れ話をしていた。別れ話を切り出したのは私なんだ。理由は、私がバイクに夢中で彼女をほったらかしていたからだ。そして彼女はバイクに文句をつけて、私のバイク好きなのを散々馬鹿にした。それが理由で私はカッとなり、別れを切り出した。今思えば私は馬鹿だったよ。自分のことしか考えてないから彼女に寂しい思いをさせていたのだ!そして、彼女は別れを了解した。しかし、最後に彼女は峠であのカーブを曲がってみせて!そして私も後ろに乗る!と言ったのだ。そしたら吹っ切れると。私は危ないから止めたのだが、彼女は頑固にお願いをしてきた。そしてあのカーブを早く綺麗に曲がってと、私はできるかどうか半信半疑で挑んだ!そして、見事失敗してしまったんだ…。』店長は急に泣きはじめた……・
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