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新選組〜回想編終章〜

[476]  豊玉  2006-10-27投稿
鴨がそばにいた総司に斬りかかって来た、ギリギリのところで受ける。鋭い金属音が雨の中で響いた…
奴の剣撃はすごく、剣の天才と言われた総司が防戦一方だ。卑怯だと思いながらも俺は鴨に切りかかった。
カンッ
奴は紙一重で俺の剣を躱した。
だが総司はその隙を見逃さず、鴨に向かって剣を振り下ろした。
ガンッ
まずい!総司の剣が天井に刺さった!
その瞬間に鴨が総司を斬る…
『まずい間に合わない!!!』
キンッ
「山南さん!!」
「土方君いまだ!!」
ズバッ
「く…クソッ…こんなと……ころで………土方……あの世で…まっ…てるぞ……」
芹沢鴨は死んだ……だが俺達の心には何か暗いものが残った…
「とうとう殺しちゃいましたね土方さん……俺達これでよかったんでしょうか……」
「何言ってやがる総司…俺達の大将は近藤さんだけさ…俺達の邪魔をする奴は俺が斬り捨てるさ…」
そういいながらも俺の顔は暗かった…

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