あなたの願い叶えます?
「…どうしたの?」
「…………………」
「…………迷子?」
「…………………」
いくら訪ねても返事がない
『…はぁ〜…もぅほっとこう…』
帰ろうとした瞬間子供が口を開いた
「ねぇ…お姉ちゃん…私…イィ子?」
いきなりこの子は何を言い出すのだろうか…と変に思ったが私も訪ね返した
「…イィ子ならどんなイィ事をしたの〜?」
私は膝に手を置き、自分の顔の位置が子供の顔の高さになるまで体を屈めた
「私ね…私ね…お姉ちゃんが言ってたからね…してあげたの…」
『……?』
「お姉ちゃん言ってた…"死ねばいい"って言ってた…だから私ね…イィ子…」
帽子で隠れた顔…口だけがニヤニヤと笑っている
「……ねぇ!!」
ビクッ!!
「ねっ…ねぇ…誰と話してるの?」
振り向くと後ろに友達が立って居た
「いっ…いや…この子がね…なんか迷子みたいで…」
私は立ち上がると事情を話した
「…この子って?」
友達は不思議そうに首を傾げている
「この子って?って言われても…ここに居るのはこの子しかいないやろ」
そう言いながら後ろを振り向くとあの子供が居なくなっていた
何メートルか先を見渡したが居ない…
「さ…さっきまで居たんだよ…」
────────。
不気味に感じた私は逃げるように登校して来たばかりの道を帰った
「…………………」
「…………迷子?」
「…………………」
いくら訪ねても返事がない
『…はぁ〜…もぅほっとこう…』
帰ろうとした瞬間子供が口を開いた
「ねぇ…お姉ちゃん…私…イィ子?」
いきなりこの子は何を言い出すのだろうか…と変に思ったが私も訪ね返した
「…イィ子ならどんなイィ事をしたの〜?」
私は膝に手を置き、自分の顔の位置が子供の顔の高さになるまで体を屈めた
「私ね…私ね…お姉ちゃんが言ってたからね…してあげたの…」
『……?』
「お姉ちゃん言ってた…"死ねばいい"って言ってた…だから私ね…イィ子…」
帽子で隠れた顔…口だけがニヤニヤと笑っている
「……ねぇ!!」
ビクッ!!
「ねっ…ねぇ…誰と話してるの?」
振り向くと後ろに友達が立って居た
「いっ…いや…この子がね…なんか迷子みたいで…」
私は立ち上がると事情を話した
「…この子って?」
友達は不思議そうに首を傾げている
「この子って?って言われても…ここに居るのはこの子しかいないやろ」
そう言いながら後ろを振り向くとあの子供が居なくなっていた
何メートルか先を見渡したが居ない…
「さ…さっきまで居たんだよ…」
────────。
不気味に感じた私は逃げるように登校して来たばかりの道を帰った
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