もののけの宴(4)
旅館を出て5分ほど歩くと、民家が少しづつ増えてきて、確かに人がいることを物語っている。しかし、人の姿はない。
(一体どうなっているんだ?)
さらに5分。遠くの神社から太鼓の音や笛の音が聞こえて来る。もしかしたら祭りなのかもしれない。そう思えば納得がいく。おそらくそこに人が集まっているからこっちにいないのだろう。
亮「……行ってみるか。」
俺は神社に向かった。神社に近付くにつれ、太鼓や笛の音が大きくなり、少しづつ人も多くなる。やはり今日は祭りなのだろう。神社の鳥居の前に立った俺はその異様な光景にギョッとした。そこには多くの人がいた。いや、別にそれは驚くことでは無いのだが、皆、恐ろしい獣のお面をかぶっている。
亮「い…一体何の祭りだよ。」
「獣神祭りだとよ。」
後ろから声がしたので振り返ると、翔がいた。
亮「翔!お前もいたのか?」
翔「あたりまえだろ?この村には他に人のいるところが無いんだからさ。」
亮「まぁそうだな。ってことは梢もいるんじゃねぇか?」
翔「さぁ?多分いるだろ?」
亮「だよな。ところで、獣神祭りってなんだよ?」
翔「この村に伝わる伝説の獣神の祭りだとよ。」
亮「じゃあその獣神ってなに?」
翔「獣神ってのはこの村に居たっていうライオンみたいな妖怪だって。なんでも人を食っちまう妖怪だっていうんで昔の人が退治したってよ。んで、その獣神の首が二度と暴れないようにってことで年に一度こうやって祭りをするんだってさ。」
亮「ふ〜ん。なんでそんなこと知ってんの?」
翔「ふふふふ…そこの可愛いお嬢さんにケータイの電話番号のついでに聞いたのだ!!」
亮「……でもこの村どのケータイも電波入らないじゃん。」
翔「!!!!!」
翔は騙されたと呟き倒れた。
俺は半分意識のない翔を旅館まで引っ張って帰った。
(一体どうなっているんだ?)
さらに5分。遠くの神社から太鼓の音や笛の音が聞こえて来る。もしかしたら祭りなのかもしれない。そう思えば納得がいく。おそらくそこに人が集まっているからこっちにいないのだろう。
亮「……行ってみるか。」
俺は神社に向かった。神社に近付くにつれ、太鼓や笛の音が大きくなり、少しづつ人も多くなる。やはり今日は祭りなのだろう。神社の鳥居の前に立った俺はその異様な光景にギョッとした。そこには多くの人がいた。いや、別にそれは驚くことでは無いのだが、皆、恐ろしい獣のお面をかぶっている。
亮「い…一体何の祭りだよ。」
「獣神祭りだとよ。」
後ろから声がしたので振り返ると、翔がいた。
亮「翔!お前もいたのか?」
翔「あたりまえだろ?この村には他に人のいるところが無いんだからさ。」
亮「まぁそうだな。ってことは梢もいるんじゃねぇか?」
翔「さぁ?多分いるだろ?」
亮「だよな。ところで、獣神祭りってなんだよ?」
翔「この村に伝わる伝説の獣神の祭りだとよ。」
亮「じゃあその獣神ってなに?」
翔「獣神ってのはこの村に居たっていうライオンみたいな妖怪だって。なんでも人を食っちまう妖怪だっていうんで昔の人が退治したってよ。んで、その獣神の首が二度と暴れないようにってことで年に一度こうやって祭りをするんだってさ。」
亮「ふ〜ん。なんでそんなこと知ってんの?」
翔「ふふふふ…そこの可愛いお嬢さんにケータイの電話番号のついでに聞いたのだ!!」
亮「……でもこの村どのケータイも電波入らないじゃん。」
翔「!!!!!」
翔は騙されたと呟き倒れた。
俺は半分意識のない翔を旅館まで引っ張って帰った。
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